オリジナルアニメ映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』のメインビジュアルと主題歌、劇中歌の情報が発表された。
5月15日から公開される同作の主人公は、コミュニケーションが苦手で常にヘッドホンを装着している少年チェリーと、矯正中の前歯を隠すためにマスクをしている少女スマイル。思ったことをなかなか表に出せないチェリーと、外見のコンプレックスを克服できないスマイルは、SNSを通じて少しずつ言葉を交わし、バイト先で出会った老人フジヤマが失くした「思い出のレコード」を探す内に距離を縮めていくが、ある出来事をきっかけに思いがすれ違ってしまうというあらすじだ。チェリーの声を市川染五郎、スマイルの声を杉咲花が演じる。『四月は君の嘘』『クジラの子らは砂上に歌う』などのイシグロキョウヘイがメガホンを取った。ムビチケは2月28日から販売。
メインビジュアルは、キャラクターデザインを手掛ける愛敬由紀子による描き下ろし。チェリーやスマイルといったキャラクターたちの姿が描かれているほか、「コミュニケーションが苦手な少年 マスクで素顔を隠す少女 十七回目の夏に君と会う」というコピーが添えられている。
主題歌はnever young beachによる書き下ろし楽曲“サイダーのように言葉が湧き上がる”を起用。劇中歌はイシグロ監督が「シナリオを書いている時にずっと聞いていた」という大貫妙子が担当し、“YAMAZAKURA”を書き下ろした。never young beachは5月13日にニューシングル『サイダーのように言葉が湧き上がる』をCDと7インチアナログ盤でリリース予定。同日には牛尾憲輔の劇伴も収録したオリジナルサウンドトラックが発売される。
また、神谷浩史と坂本真綾が出演することも発表。神谷浩史は『クジラの子らは砂上に歌う』から引き続きイシグロ監督の作品に出演する。坂本真綾とイシグロ監督は初タッグとなる。配役などの詳細は後日発表。
一般公開に先駆けて、3月23日に東京・新宿ピカデリーで完成披露試写会を実施。市川染五郎、杉咲花、イシグロキョウヘイ監督らが登壇予定だ。チケットの先行抽選販売は2月25日12:00から受付開始。一般販売は3月15日12:00からスタートする。
- 作品情報
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『サイダーのように言葉が湧き上がる』
2020年5月15日(金)全国公開監督:イシグロキョウヘイ 脚本:佐藤大 原作:フライングドッグ 音楽:牛尾憲輔 主題歌:never young beach“サイダーのように言葉が湧き上がる” 劇中歌:大貫妙子“YAMAZAKURA” アニメーション制作:シグナル・エムディ×サブリメイション 声の出演: 市川染五郎 杉咲花 潘めぐみ 花江夏樹 梅原裕一郎 中島愛 諸星すみれ 神谷浩史 坂本真綾 山寺宏一 配給:松竹- イベント情報
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『「サイダーのように言葉が湧き上がる」完成披露上映会』
2020年3月23日(月) 会場:東京都 新宿ピカデリー登壇予定: 市川染五郎 杉咲花 イシグロキョウヘイ 料金:2,100円
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?