羊文学の楽曲“ハイウェイ”のPVが公開された。
PVは、車をモチーフとした楽曲をPV化するトヨタのプロジェクト「feat.CARS」の第2弾としてコンテンツスタジオCHOCOLATE Inc.が制作。
中村佳代が監督を務めたPVには、藤江琢磨、栗林藍希、塩塚モエカ(羊文学)らが出演。あることをきっかけに逃避行を始めた藤江演じる主人公を中心に、真夜中の高速道路を走りながら移ろいゆく登場人物たちの心情を描く。監督は中村佳代。塩塚モエカは“ハイウェイ”の制作にあたって、2011年に公開された中村監督の映画『東京オアシス』から着想を得たという。
羊文学のコメント
TOYOTAさんと中村佳代監督と、「ハイウェイ」のミュージックビデオをつくりました。とことん逃げた先に再び自分と向き合っていくというこの曲のメッセージが、とても暖かく映し出されています。ラストシーンがかっこいいのでぜひご覧ください!
中村佳代のコメント
羊文学の音楽は光だ その詩や音から美しい光が立ち上がるのが見える ト書きに光に関する文字が100個くらい出てくる脚本を書いた孤独な魂を車に乗せてひとりぼっちの小さな光が夜の底を走って行く ヴォーカルは夜の静かな光のようだ 月みたいに走るギター滲んだ街の光の底からドラムの音がする 日の出前ひとりぼっちで走り去るテールランプはベースのスピード遠くキラキラ光る波のコーラス そしてモエカの茶色い美しい瞳は太陽に透けて輝くんだ!やがてこれらのすべてのものが車のうしろに遠ざかって 太陽の光を受けた小さな光は どこまでも行くんだゆくんだ ただ走ることそれが救いだ