エミール・クストリッツァ監督のドキュメンタリー映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』の著名人コメントが到着した。
3月27日から公開される同作は、収入の大半を貧しい人々のために寄付し、職務の合間にはトラクターに乗って農業に勤しむウルグアイの第40代大統領ホセ・ムヒカの人生に迫る作品。2014年から撮影を開始し、大統領としての任期が満了する瞬間までが映し出される。
コメントを寄せたのは、山本太郎(れいわ新選組)、いとうせいこう、加藤登紀子、水道橋博士、生方ななえ、佐々木俊尚、増田ユリヤ、綿井健陽。今回の発表とあわせて未公開写真が公開された。
山本太郎(れいわ新選組)のコメント
ねずみ小僧が大統領に。まるで映画みたいじゃないか!
いとうせいこうのコメント
大統領になっても金は貧困層に譲り、トラクターで畑を耕すムヒカのゲリラ時代の話。
「国民に選ばれた者は、国民と同じ暮らしをするべきだ」という言葉など、本物の政治家の姿を音楽と共に伝える!加藤登紀子のコメント
ホセ・ムヒカさん!本当に可愛い人!激しい戦いの日々があったからこそ、畑を耕しながらの彼のシンプルな暮らしぶりが感動的です。
水道橋博士のコメント
鬼才・クストリッツァが彼に魅了された理由がわかった。
まるで劇映画のように波乱万丈で絵空事のような理想論が実践される現代のお伽話。
そして、左翼ゲリラの同志から大統領と副大統領にまで登りつめた夫婦の物語でもある。生方ななえのコメント
力ある瞳は、慈しみそのもの。表面は凪いでいても、深部は静かに燃える炎だ。
彼の信念と願いは、私たちが歩む道をはるかに照らす。佐々木俊尚のコメント
政治家が主人公なのに、流れ出す音楽がどれも最高。ムヒカ大統領もウルグアイの人たちも、そしてクストリッツァ監督も、たたずまいと風貌が素敵すぎる。こんな「政治映画」は観たことなかった。
増田ユリヤのコメント
「人類に必要なのは命を愛するための投資」この信念を貫いたムヒカ夫妻の愛と政治闘争の日々を、現在を生きるすべての人に届けたい。
綿井健陽のコメント
ホセ・ムヒカのような生き方を直接真似することはできないだろう。
しかし、いま日本で政治に携わっている人や、これから政治の世界に入ろうとしている人は、この映画を観てから自分の姿が映った鏡を見るべきだ。
- 作品情報
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『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』
2020年3月27日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開監督:エミール・クストリッツァ 出演: ホセ・ムヒカ ルシア・トポランスキー 上映時間:74分 配給:アルバトロス・フィルム
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