書店員の投票で選出される文学賞『全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2020年本屋大賞』の受賞作品が発表された。
投票で1位を獲得し、大賞を受賞したのは凪良ゆう『流浪の月』。滋賀出身の凪良ゆうは、『小説花丸』2006年冬の号に中編『恋するエゴイスト』が掲載され、翌年に長編『花嫁はマリッジブルー』で本格的にデビューを果たした。これまでに多数のBL小説や、『すみれ荘ファミリア』『神さまのビオトープ』などを発表している。
『全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2020年本屋大賞』1次投票には全国477書店から586人、2次投票には300書店から358人が投票。そのほかのノミネート作品は、小川糸『ライオンのおやつ』、砥上裕將『線は、僕を描く』、横山秀夫『ノースライト』、川越宗一『熱源』、相沢沙呼『medium霊媒探偵城塚翡翠』、川上未映子『夏物語』、知念実希人『ムゲンのi』、早見和真『店長がバカすぎて』、青柳碧人『むかしむかしあるところに、死体がありました。』がラインナップしていた。
- 書籍情報
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『流浪の月』
2019年8月30日(金)発売 価格:1,650円 著者:凪良ゆう 発行:東京創元社