上白石萌音“夜明けをくちずさめたら”が5月配信リリース 舞台の主題歌にも

上白石萌音の新曲“夜明けをくちずさめたら”が5月11日に配信リリースされる。

作詞と作曲を水野良樹(いきものがかり)、編曲を宗本康平が担当した同曲は、4月からNHK『みんなのうた』で放送中。ジャケットは加藤大が手掛けたもので、上白石は「歌に込めたいと思った、切なさや温かさが全部詰まっていて感動を覚えました」と評している。

水野が上白石に楽曲を書き下ろしたのは今回が初。NHK『みんなのうた』から楽曲制作の依頼を受けた水野が上白石の歌唱を提案し、オファーしたとのこと。上白石のレコーディングには水野も立ち会い、細かいニュアンスを伝えて上白石が歌で応える一幕もあったという。

また、“夜明けをくちずさめたら”が『日生劇場ファミリーフェスティヴァル2020 NHKみんなのうたミュージカル「リトル・ゾンビガール」』主題歌に起用されることも明らかになった。7月17日から上演予定の同作は、人里離れた森で暮らすゾンビの少女ノノと、街で暮らす人間の少年ショウの友情を描いた作品。ノノ役は上白石萌音と熊谷彩春、ショウ役はのんと伊藤理々杏(乃木坂46)のダブルキャストとなる。

上白石萌音のコメント

いきものがかりさんの曲は、いつどんな精神状態で聴いても、自分らしいところに戻れるような、この音に私は育ててもらったと言っても過言ではない存在です。そんな水野さんの曲を歌わせていただけることに、とても感動しています。
曲をいただいた頃、私もすごく寂しく、孤独を感じていた時期だったのですが、水野さんのあたたかいお人柄や人に対する想いが詰まっている気がして、一人じゃない、大切に歌おうと思えました。
日々辛いこともあると思いますが、早く明日が来ないかなと、顔を上げて前を向けるような曲です。私自身も、この曲に出会えたことを感謝しています。皆さんにとっても、そんな曲になりますように。

水野良樹(いきものがかり)のコメント

この楽曲は、いろいろな人たちがぶつかり合う中で、多様性を認め合うことをテーマに書いて欲しいという依頼を受けて書きました。そして、以前から自分の書いた曲を上白石さんに歌って欲しいと思っていたので、今回オファーをさせていただきました。
上白石さんの歌声は、技術に頼るわけでなく、それでも一言一言に説得力がある。僕がいきものがかりで大切にしてきたことも、すごく感じ取ってくださっているのを知っていたので、今回いいタイミングで出会えて、歌作りをさせていただいた気がしています。
朝でも、夜でも、ちょっと隣に置いておけるような、それぐらい気持ちで長く愛していただける曲になったと思います。

リリース情報

上白石萌音
『夜明けをくちずさめたら』

2020年5月11日(月)配信リリース
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