東京・吉祥寺のNEPOや、埼玉・宮原のヒソミネを運営するkilk recordsの新プロジェクト「Fourth Place」が始動した。
新型コロナウイルスの影響でライブハウスの営業を停止しているkilk recordsは、「WEBという新たな場所で、音楽好きにとっての『居場所』を作り上げていくこと」をコンセプトに掲げ、同プロジェクトを発起。動画配信を中心としたサブスクリプション型のサービスとして、コミュニティーを意識したオンラインサロンのように毎回ミュージシャン、イベンター、音楽業界関係者など様々なゲストを呼んで番組を配信していく。
配信予定の番組は、Zoomミーティングで収録を行ない、編集を加えたトーク番組や、zoomビデオウェビナーを使用して視聴者からの質問にリアルタイムで答えながら進行する生放送のセミナー番組、ミュージシャンの自宅での演奏を収録したライブ番組、バンドマンのこれからの活動を共に考える相談形式の番組など。すでに青木ロビン(downy)、小林祐介(THE NOVEMBERS)、松本誠治(the telephones)らの出演が明らかになっている。
無料公開の動画のほか、月額3,000円の有料会員になると有料動画の視聴に加えてFacebookグループを使ったオンラインサロンへの参加が可能。なお、4月末まではオープニングキャンぺーンとしてサイト内の動画を全て無料で公開している。
代表の森大地は「今までライブハウスに通っていた音楽ファンにとって、今回の外出自粛要請は、大事な居場所が失われている辛い状況かもしれませんが、このFourth Placeがそんな方々の新しい居場所となってくれれば嬉しいです」とコメント。なお「Fourth Place」の始動を皮切りに、今後もNEPOとヒソミネのコンピレーションアルバムの販売や、埼玉・宮原のカフェラウンジbekkanによる音楽機材を模した洋菓子の販売などを予定している。