『第24回手塚治虫文化賞』マンガ大賞の受賞作品および受賞者が発表された。
マンガ大賞に選出されたのは、高浜寛『ニュクスの角灯』。斬新な表現や画期的なテーマなどを扱う作者に贈られる新生賞は『水は海に向かって流れる』『田島列島短編集 ごあいさつ』などの田島列島、短編賞は和山やま『夢中さ、きみに。』、漫画文化の発展に寄与した個人や団体に贈られる特別賞は、今年で生誕100年を迎えた『サザエさん』の作者・長谷川町子がそれぞれ受賞した。
選考委員を務めたのは秋本治、杏、桜庭一樹、里中満智子、中条省平、南信長、みなもと太郎、ヤマダトモコ、中村史郎(朝日新聞社)、山口進(朝日新聞社)。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、6月に都内で予定していた贈呈式は延期される。
『手塚治虫文化賞』は、手塚治虫の業績を記念して、日本の漫画文化の発展に寄与することを目的に朝日新聞社が1997年に創設。マンガ大賞受賞者には200万円、その他の賞には100万円の賞金に加えて、それぞれ鉄腕アトム像、賞状が贈られる。