『12人の優しい日本人を読む会』の生配信が5月6日にYouTube Liveで実施される。
『12人の優しい日本人を読む会』は、三谷幸喜が劇団「東京サンシャインボーイズ」で活動していた時期に書き下ろした戯曲『12人の優しい日本人』を三谷の許可を得た上で、リモートで読み合わせ、YouTube Liveで生配信するというもの。ある裁判の陪審員として、仕事も性格も裁判へのやる気も異なる12人の一般市民が集められ、最初の評決で全員が無罪に挙手するが、陪審員2号が「話し合いたいんです」と意見を有罪へと翻すことをきっかけに、各自の考えが二転三転するというあらすじだ。理由があやふやな人、参加意欲の乏しい人、付和雷同な人、意固地すぎる人など「日本人らしい」議論が展開される。
今回は1992年に上演した『12人の優しい日本人』のキャストを中心に実施。甲本雅裕、相島一之、小林隆、阿南健治、近藤芳正、梶原善、西村まさ彦、宮地雅子、野仲イサオ、小原雅人といったキャストのほか、吉田羊、妻鹿ありか(Prayers Studio)、渡部朋彦(Prayers Studio代表)が初参加する。演出は三谷幸喜フリークだという演出家・冨坂友(アガリスクエンターテイメント)が担当。コンセプトに「どんなに、ぐだぐだになっても最後まで続ける。」を掲げている。
5月6日14:00から前半、18:00から後半を配信。本来は一幕の長編作品だが、配信の状況を鑑みて二分割で配信を行なう。
近藤芳正のコメント
今回の企画は、zoomで「12人の優しい日本人」を読んだら面白いかも?と思ったのがきっかけで、三谷さんの快諾を得てスタートしました。
東京サンシャインボーイズのメンバーも賛同・参加してくれて、三谷作品には常連だが「12人~」初参加の吉田羊さん、僕が近ごろ仲良くさせていただいているPrayers Studioの渡部朋彦さん、妻鹿ありかさんを加え、そして演出は“三谷フリーク”だと言うアガリスクエンターテイメントの冨坂友さんにお願いしました。
今回の企画主旨は「どんなに、ぐだぐだになっても最後まで続ける。」コレです。
僕を含め、ネット関連にまったく慣れていないおじさんばかりです。途中で間違えて音声や画面を切ったりする可能性が大いにあります。久しぶりに読むので、以前の滑舌がないかもしれません。老眼がありますので、違う台詞を読んじゃうかもしれません。
それでもネット慣れしていない我々が新たなツールを使って、大昔の劇団の台本に挑んでみます。
大失敗するかもしれません。失笑だけなのかもしれません。でもやってみないことにはわかりません!
生(ナマ)の面白さを観てください!