イベント『オンライン本屋博』が5月5日14:00からYouTubeでプレミア公開される。
東京・二子玉川 蔦屋家電のブックコンシェルジュである北田博充の企画のもと結成した本屋博実行委員会は、4月13日から公式Twitterで実施している「#オンライン本屋博」のスピンオフ企画としてイベント『オンライン本屋博』を開催。
1日限定の開催となる同イベントでは、作家や著名人による本にまつわるオンライントークを配信するほか、40の本屋がおすすめの本を紹介。アーティストによるライブも行なわれる。イベントは24:00まで実施予定。
21:00からは「金曜に、買いすぎた玉子を食べながら」というテーマのもと、朝吹真理子、犬山紙子、村田沙耶香の3人が出演。22:00からは『ODD ZINE Vol.4』刊行記念トークとして太田靖久と町屋良平が語り、23:00からは「なぜみんな本屋が好きなのか?」というテーマで、ライムスター宇多丸、粕川ゆき(いか文庫)、本屋博実行委員長の北田博充の3人がトークを行なう。The Worthless、平戸祐介、世田谷ピンポンズなども出演。詳細は、二子玉川 蔦屋家電のオフィシャルサイトおよび『二子玉川 本屋博』のSNSで確認しよう。
北田博充のコメント
非日常において、本は「あったら嬉しいもの」から「なくては困るもの」に変わることがあります。
自宅で過ごすことが増え、思うように外出ができない今、本屋さんで本を買いたいと思う読者は多くいると思います。その一方で、営業したくても営業ができない、本を届けたくても届けられない本屋さんも多くいます。
そういった読者と本屋さんを、「本屋博」がつなげられればと考えました。
このような状況下で本なんか読んでる余裕ないよ、と仰る方もたくさんいるかもしれません。その一方で、息苦しい日々の中で本が酸素代わりになる、と感じる方も少なからずいるでしょう。海外に行かなくても、映画館に行かなくても、スタジアムに行かなくても、ページを開くだけで「世界」とアクセスできるのが本の利点です。「こんな時だからこそ」ではなく、「こんな時でも」「どんな時でも」本を読者にお届けするのが本屋の使命です。
今は、近い距離でお話しできず、直接本を手渡せないことが何より寂しいです。本屋博の会場で、たくさんの濃密なコミュニケーションが幸せを生んだあの2日間が、遠い夢のようです。きっとまた近い将来、本屋博で幸せな時間を共有できると信じています。今はオンライン上で、少しでも本と本屋さんの魅力を感じていただければ、これほど嬉しいことはありません。