カツセマサヒコの小説『明け方の若者たち』が6月11日に刊行される。
1986年生まれのカツセマサヒコは東京出身のウェブライター、編集者。大学を卒業後、2009年から一般企業に勤務した。趣味で書いていたブログをきっかけに編集プロダクションに転職し、2017年に独立。
カツセマサヒコにとって初の小説となる同書は「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」の16文字から始まる「沼のような5年間」を描いた青春譚。発表とあわせて安達祐実、尾崎世界観(クリープハイプ)、村山由佳、紗倉まな、今泉力哉、ヴィレッジヴァンガード下北沢店の長谷川朗のコメントが公開された。今後、カツセの公式Twitterアカウントなどで書影の発表や詳細を順次発表予定だ。
カツセマサヒコのコメント
描いていたはずの未来とは全く異なる場所にいる自分に絶望しながら、それでも足掻こうとしていた“あの頃”を書きました。何者にもなれないもどかしさや、泥沼のような恋を経験した人たちの傷や記憶に、少しでも触れられたら幸いです。
安達祐実のコメント
ドキドキする。好きな人を想うときみたいに。
村山由佳のコメント
痛くて愛おしいのは、これがあなたの物語だからだ。カツセの魔法は長編でも健在。
尾崎世界観(クリープハイプ)のコメント
どうしても下北沢に馴染めなくて、逃げるように乗った井の頭線。通り過ぎた明大前のしみったれたお前。お前にあの頃出会いたかった。
紗倉まなのコメント
ひたむきに生きるとは、こういうことなのだと思う。
今泉力哉のコメント
人にフラれて絶望するという経験をせずに死んでいくのか、俺は。と絶望したし嫉妬した。
長谷川朗のコメント
「こんなはずじゃなかった」未来を生きている大人は共感しかない。
甘い恋愛小説と思って読んで後悔した。
- 書籍情報
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『明け方の若者たち』
2020年6月11日(木)発売 著者:カツセマサヒコ 発行:幻冬舎