三浦透子の1stミニアルバム『ASTERISK』に寄せた本人および参加アーティストのコメントが公開された。
1996年に北海道で生まれた三浦透子。2002年にサントリー「なっちゃん」のCMでデビューし、その後、映画、ドラマなどで本格的に女優としての活動を始め、新海誠監督の最新作『天気の子』では主題歌のボーカリストとして起用された。
5月27日にリリースされる三浦透子の初オリジナル作品となる『ASTERISK』には、森山直太朗、TENDRE、澤部渡(スカート)、曽我部恵一、サンタラ、津野米咲(赤い公園)ら手掛けた楽曲、『天気の子』主題歌“愛にできることはまだあるかい”のカバーを含む全7曲を収録。今回の発表とあわせてダイジェストトレーラー映像が公開された。
三浦透子のコメント
・アルバム収録曲“uzu”について
今回のアルバムで最初にレコーディングしたのがこの曲。
純粋に、音楽を作る、楽しむということを体験させてもらえました。
この曲から始められたのは幸せだったと思います。・アルバム収録曲“愛にできることはまだあるかい”について
背筋が伸びる曲。緻密で繊細。
私の声がしっかりしていないと歌えない曲だから一番難しく、集中しながら心をあつくして歌いました。
達成感が物凄かったです。・アルバム収録曲“蜜蜂”について
好きだけど歌ったことのない、だから歌ってみたかったジャンルの曲。
きっと驚いてもらえるのではと思っています。
皆さんの反応が楽しみな曲の一つ。・アルバム収録曲“おちつけ”について
爽やかだけど挑発的。自然と身体が動く、歌ってて気持ちいい曲。
TENDREさんが、ルンルンじゃなくてフンフンって感じ、と仰ってたのが印象的でした。・アルバム収録曲“波がたった”について
澤部さんは、友達です。その澤部さんに曲を書いてもらうこと、妙な緊張があったけど、歌ってみると安心できました。
それは澤部さんの人柄を感じる曲だったからだと思います。あったかい。・アルバム収録曲“ブルーハワイ”について
まるで見透かされているかのような曲が届いて驚きました。私の中に歌いながら浮かぶ思い出があった。
余韻にずっと浸っていたくなります。・アルバム収録曲“FISHANDCHIPS”について
津野さんの頭の中は際限がなくて、自由で刺激的でした。
私も負けじと色んなニュアンスを試しながら歌ったけれど、どれも上手くいったと思います。
レコーディングがただただ楽しかったです。森山直太朗のコメント
・アルバム収録曲“uzu”について
透子ちゃんの声は芯が太く、それでいて柔和で。
初めて歌った瞬間から、もう歌の景色の中で寝転がっていて、みんなを手招きしていました。
飾らない寝顔のような彼女の歌声が光みたいに全てを飲み込んでくれるような、そんな作品です。河野圭のコメント
・アルバム収録曲“愛にできることはまだあるかい”について
魅力がある声というのは何故魅力があるのか説明は出来ないのですが、透子さんの声はどう考えても好きな声です。今回の曲は僕にとっては難しいお題目ではありましたが、彼女の声を聴きながら導かれる方へ行ってみたらずーっと静かに盛り上がったまま出来てしまいました。なんの気負いもなく昔からバンドを一緒にやっている人とレコーディングしている様な感覚。音楽の話も何気ない会話も僕が子供過ぎるのか彼女が大人過ぎるのかなんだかよく分からないところでバランスが取れていた様な気がしています。結局その全てが彼女の魅力なのだなと納得する今日この頃。。田村キョウコ(サンタラ)のコメント
・アルバム収録曲“蜜蜂”について
透子さんからもらったリクエストはサンタラらしいディープな曲。私達の得意な生々しいアコースティックサウンドと、少女と女性の間を行き来するような彼女の声が同居して「蜜蜂」はよりスキャンダラスになったと思う。危うい関係がビートに急き立てられて自分ではもう止めることができない感じ。それは狙っていたよりもすごくて少しぞっとしました。TENDREのコメント
・アルバム収録曲“おちつけ”について
透子ちゃんの歌声ってあたたかいしひんやりともしてるし、人懐っこいけど凛としている。
そんな印象に惹かれてしまいました。そんな彼女にぼくは、世界の煌めいた部分を俯瞰して眺めるような舞台をあてがおうと思いました。つい煌びやかなものに釣られてしまうときってあるじゃないですか。見つめるべきものは根元にあるきもちや心に宿っているのだと、背筋を程よくスッと伸ばしてくれるような彼女の声で語ってくれるわけです。
これがまあきもちいいんだよなあ。
『まあまあ、おちつけ』
それくらいの愛ある温度感をたのしんでもらえたら幸いです。・澤部渡(スカート)のコメント
アルバム収録曲“波がたった”について
まっすぐに、でも多面的な表情を持つ三浦さんの声を意識して曲を作りました。
シンプルなアレンジ、アンサンブルに三浦さんの声が立ち上がる、そんな自信作になりました。曽我部恵一のコメント
・アルバム収録曲“ブルーハワイ”について
古いともだちへ向けた極個人的歌のつもりでしたが、ちょうど三浦さんも免許を取られたというタイミングに合致し、歌が世界を呼び込むことを再認識しました。彼女の歌はぼくのセピア色の曲を青く鮮やかに色づけてくれて、最高です。津野米咲(赤い公園)のコメント
・アルバム収録曲“FISHANDCHIPS”について
超自然的な透子ちゃんの魅力に誘われ、生まれた曲です。
録音が終わって中華料理店に行きました。
透子ちゃんのエピソードトークがどれも笑えて、ピータンが美味しかったです。
また話をしよう、そんな曲です。
- リリース情報
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三浦透子
2020年5月27日(水)発売 価格:2,000円(税抜) UPCH-29362
『ASTERISK』初回仕様(CD)1. uzu 2. 愛にできることはまだあるかい 3. 蜜蜂 4. おちつけ 5. 波がたった 6. ブルーハワイ 7. FISHANDCHIPS関連リンク
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?