アニメーション映画『泣きたい私は猫をかぶる』のエンドソングにヨルシカの新曲“嘘月”が器用されることがわかった。
ニューアルバム『盗作』を7月29日同作にリリースするヨルシカ。『泣きたい私は猫をかぶる』に楽曲が起用されるのは、主題歌“花に亡霊”、挿入歌“夜行”に続いて3曲目となる。
発表とあわせて、“嘘月”を使用した同作の新PVも公開。花江夏樹演じる日之出賢人が志田未来演じる「ムゲ」こと笹木美代について思いを馳せるシーンや、日之出がムゲの笑顔を思い返して「あいつ、俺の前ではいつもがんばって笑ってたんだ」と気付く姿、ムゲが笑顔を浮かべる様子、ムゲと日之出が手を繋ぐ場面などが映し出されている。
『ペンギン・ハイウェイ』のスタジオコロリドによる第2弾長編アニメーション映画となる同作は、愛知・常滑を舞台にした青春ファンタジー。猫に変身できる不思議な面を手に入れた中学2年生の「ムゲ」こと笹木美代は、猫の姿になって思いを寄せる日之出賢人に会いに行き、次第に心を通わせるようになるが、やがて「猫」と「自分」の境界が曖昧になってしまうというあらすじだ。6月18日からNetflixで配信。
n-buna(ヨルシカ)のコメント
ヨルシカ自体がコンセプトありきの作品を作るバンドなので、何処までこちらの世界観で作ってしまっていいのかという心配をしていましたが杞憂でした。ファーストコンタクトで監督から自由にやってくださいと言われた時は心強かったです。
次作のアルバムコンセプトの一つが春から初夏にかけての空気感、だったので、映画の世界観と外れないだろうと思い、その時書こうとしていたものをそのままアウトプットしました。三曲どれも、想い出の中の街をテーマに描いた曲です。
「花に亡霊」… 亡霊はつまり想い出なので、夏に咲く花に想い出の姿を見る、という意味の題です。
「夜行」 … ここで言う夜は人生の夜です。大人になること、忘れること、死へ向かうこと、を夜に置き換えて書いた曲です。
「嘘月」 …嘘つきです。歌詞の節々に尾崎放哉の句を散りばめています。suis(ヨルシカ)のコメント
アニメーション映画大好きなので、アニメーション映画のエンドロールでヨルシカが聴けるなんて嬉しすぎる!ととても心躍りました。同時に「映画を観た方全員を泣かせたい」という野望が湧き、いい歌を歌おうと意気込んだ覚えがあります。
- 作品情報
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『泣きたい私は猫をかぶる』
2020年6月18日(木)からNetflixで配信監督:佐藤順一、柴山智隆 脚本:岡田麿里 制作:スタジオコロリド 主題歌:ヨルシカ“花に亡霊” 挿入歌:ヨルシカ“夜行” エンドソング:ヨルシカ“嘘月” 声の出演: 志田未来 花江夏樹 小木博明 山寺宏一 寿美菜子 小野賢章 千葉進歩 川澄綾子 大原さやか 浪川大輔 配給:東宝映像事業部
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Crossing??
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