映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のグレタ・ガーウィグ監督とティモシー・シャラメのインタビュー映像が公開された。
グレタ・ガーウィグ監督は、原作であるルイーザ・メイ・オルコットの小説『若草物語』について「今の私があるのは『若草物語』のおかげです。自分らしく生きることを学び、マーチ姉妹は私の目標だった。大人になってから読んだら内容が現代的で驚きました」とコメント。映画化を決意したのは約5年前で、「勇気を持ってソニーを訪れ“監督したい”と言ったらまず脚本を書く許可が出て、そのあとに監督をやらせてくれることになりました」「今回の映画はおそらく私にとって――この上なく個人的な作品だと思います」と明かしている。
また劇中でローリー役を演じるティモシー・シャラメについて、ジョー役のシアーシャ・ローナンとの相性の良さを語り、「ティモシー以外の俳優は考えませんでした。彼なら完璧だと思ったし、実際撮影してみたらそのとおりでした。2人の共演シーンは最高です」と評している。
ティモシー・シャラメは『若草物語』について「現代でも通じる物語だと思います。1800年代に書かれた小説ですが、女性の持つ力について書かれています。理不尽な性差別で制限される女性の姿も」と述べている。さらに映画について「芸術家の進む道について焦点が絞られています。ジョーは科学者の役でもいいですが、この物語では芸術家なんです」とコメント。
同作のあらすじは、アメリカ・ボストンで暮らすマーチ家の次女ジョーは小説家としての成功を夢見る中、ある日ダンスパーティーでローレンス家の1人息子であるローリーと出会い、やがて彼からプロポーズをされるも、ジョーは小説家になるためにニューヨークに渡るというもの。『第92回アカデミー賞』衣装デザイン賞を受賞した。6月12日に日本公開予定だ。
- 作品情報
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『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
2020年6月12日(金)から全国で順次公開監督・脚本:グレタ・ガーウィグ 原作:ルイーザ・メイ・オルコット『若草物語』 音楽:アレクサンドル・デスプラ 出演: シアーシャ・ローナン ティモシー・シャラメ フローレンス・ピュー エリザ・スカンレン エマ・ワトソン ローラ・ダーン メリル・ストリープ 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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Crossing??
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