「愛☆まどんな」こと加藤愛の個展『ひあたりのわるいへや』が、6月24日から東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーで開催される。
1984年に東京で生まれた加藤愛。2007年から「愛☆まどんな」としてライブペインティングのパフォーマンスを開始し、展示のほか、ミュージシャンとのコラボレーションやアイドルの衣装デザインを担当している。昨年、自身初の漫画『白亜』を出版。コンプレックスとストレスに陥った少女時代に自分自身を応援することを目的に「美少女」を描き始めた。
同展は、新型コロナウイルスの影響で開催中止となった『アートフェア東京2020』の出品予定作品を中心に展開する特別展示。展示予定だった作品が行き場をなくして部屋の片隅に置かれている姿が、今の情勢を表しているように思えたことから「ひあたりのわるいへや」というタイトルにしたとのこと。
会場は、画面いっぱいに女性の顔を描くシリーズ『彼女の顔が思い出せない』を中心に展示。同シリーズは「目を閉じると自分がどんな顔をしていたか思い出せない」など、自分の顔をどこか遠くに感じた体験をきっかけに今の自分と向き合う「今顏」を残すため、2014年から制作を始めたという。新作30点や、新たに制作した同シリーズ最大サイズの新作などを展示。
- イベント情報
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加藤愛(愛☆まどんな)
2020年6月24日(水)〜7月18日(土) 会場:東京都 市ヶ谷 ミヅマアートギャラリー 時間:12:00~18:00 休廊日:日、月曜、祝日
『ひあたりのわるいへや』