『芥川賞』『直木賞』候補に馳星周、石原燃、高山羽根子、澤田瞳子ら

『第163回芥川龍之介賞』および『第163回直木三十五賞』の候補作品が発表された。

『芥川賞』候補に選ばれたのは、石原燃『赤い砂を蹴る』、岡本学『アウア・エイジ(Our Age)』、高山羽根子『首里の馬』、遠野遥『破局』、三木三奈『アキちゃん』の5作品。高山は3度目、石原、岡本、遠野、三木は初選出となる。劇作家として活動している石原燃は津島佑子の娘で、太宰治の孫にあたる。

『直木賞』候補は、伊吹有喜『雲を紡ぐ』、今村翔吾『じんかん』、澤田瞳子『能楽ものがたり 稚児桜』、遠田潤子『銀花の蔵』、馳星周『少年と犬』の5作品。馳は7度目、澤田は4度目、伊吹は3度目、今村は2度目、遠田は初選出となる。

『第163回芥川龍之介賞』候補作品

石原燃『赤い砂を蹴る』(『文學界』6月号)
岡本学『アウア・エイジ(Our Age)』(『群像』2月号)
高山羽根子『首里の馬』(『新潮』3月号)
遠野遥『破局』(『文藝』夏季号)
三木三奈『アキちゃん』(『文學界』5月号)

『第163回直木三十五賞』候補作品

伊吹有喜『雲を紡ぐ』(文藝春秋)
今村翔吾『じんかん』(講談社)
澤田瞳子『能楽ものがたり 稚児桜』(淡交社)
遠田潤子『銀花の蔵』(新潮社)
馳星周『少年と犬』(文藝春秋)

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