映画配給会社・アップリンクの浅井隆代表が、元従業員からパワーハラスメントで訴えられた件に対し、「謝罪と今後の対応について」と題する声明を発表した。
これは6月16日にアップリンクおよび関連会社の元従業員5人が、同社の浅井隆代表からパワーハラスメントを受けたとして、損害賠償を求める訴訟を起こしたことを受けたもの。元従業員たちは浅井代表を告発するウェブサイト「UPLINK Workers’ Voices Against Harassment」を立ち上げ、原告5人のうち4人は実名と顔を公表し、16日、記者会見を行なっていた。
浅井代表が公開した「謝罪と今後の対応について」の中では、自身や会社が抱える問題点と現状の認識が綴られており、その認識をもとに、今後の自身と会社をどのように変えていくかを5項目に分けて明らかにしている。
5項目の内容は、「外部委員会の設置」「通報制度・窓口の設置」「社内体制の改革・スタッフとの定期的な協議」「取締役会の設置」「セミナー、カウンセリングへの参加」。それぞれ専門家を交えて、さらに検討していくとのこと。
声明は、元従業員や現職のスタッフ、さらにアップリンクを応援している人々に向けた謝罪が述べられたあと、「会社の運営体制、職場環境を根本的に変えていくこと、そして、もう一度、皆様に応援していただけるアップリンクに生まれ変わることを、ここにお約束致します」と締めくくられている。
全文はアップリンクのオフィシャルサイトで確認してほしい。