鹿野淳による音楽ジャーナリスト養成学校「音小屋オンライン」の開講が発表された。
「音小屋オンライン」は、2012年から毎年開講を続けている「音小屋」のオンライン版。これまでは東京・下北沢にある雑誌『MUSICA』の編集部の会議室で授業を行なってきたが、今回は新型コロナウイルスの影響を受けてオンライン版で開講する。CAMPFIRE Community、Facebook、zoomを使用し、オンライン上でコミュニケーションを取りながら授業を展開。
今回開講するのは「ジャーナリズム科」「フェスプロデュース科」「ロックヒストリー科」。「ジャーナリズム科」ではメディアプロデュース、取材、ライティングについての課題やディスカッションの場を用意するほか、外部講師を交えた授業を展開。「フェスプロデュース科」では音楽フェスティバル、イベント、ライブに関するノウハウやイメージの持ち方、ライブやフェスの歴史的な検証をディスカッションする。「ロックヒストリー科」では洋楽は50年代から、邦楽は70年代から様々なアーティストや名曲を検証しながら、時代性、社会情勢や政治などの背景を含めてその時々のロックの必然性や業のようなものを掘り返していく。
CAMPFIRE Communityの「音小屋」ページ内の「支援者になる」ボタンから入会が可能。授業料はカリキュラムごとにそれぞれ月額6000円となる。7月1日以降から月額の会費が発生。詳細は特設ページで確認しよう。
鹿野淳は「東日本大震災の後に、新しい価値観を持った人たちにジャーナリズムの本質を感じて欲しいと思い始めた音小屋ですが、コロナ禍の中で結果的に創立以来最大の新しい試みに向かおうと思います」「願わくば、3つの講座をクロスオーバーさせた企画なども果たしたいと思いますし、過去に『雑誌や書籍を複数刊行』したり、『新木場スタジオコーストでフェスを開催』したり、『音楽サイトを立ち上げ』たりしたように、活発な表現や現場を生み出すことにまで辿り着きたいと思いますし、ここでの議論が音楽ファンの注目を浴びるような、そんなチームを生み出すことも目標に掲げます」と明かしている。