燃え殻の回顧録『すべて忘れてしまうから』7月刊行 岡山天音ら出演PV公開

燃え殻の著書『すべて忘れてしまうから』が7月24日に刊行される。

『週刊SPA!』の連載を単行本化する同書は、自身の日々の体験をもとに、心のどこかに留めておきたい記憶の断片を綴った回顧録。装画は長尾謙一郎が手掛けた。

発売を記念して岡山天音、山田愛奈、瑛蓮らが出演するPVが公開。監督は森義仁が務め、音楽はPVのためにハルカ(ハルカトミユキ)が書き下ろした。

燃え殻のコメント

自分はとにかく忘れっぽいほうで、できるだけメモを取るようにして生きてきました。
忘れっぽい自分が書き記した思い出、匂い、出会った人たちが、この度一冊の単行本になります。
新宿、渋谷、路地、波の音、ネオンサイン。連載のテーマは断片的回顧録。
タイトルは『すべて忘れてしまうから』。この映像には自分が伝えたかったことすべてが、映り込んでいる気がします。

森義仁監督のコメント

燃え殻さんの小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』を読ませてもらって、その独特な文体に吸い込まれてしまいました。『すべて忘れてしまうから』は、長尾謙一郎さんの言葉では表現しづらいイラストとあいまって、人生の見落としていたものが浮遊しているような感触を持って読みました。そう言うちょっとカタチにしづらいことを映像化したいなと思い、アイデアを考えました。岡山天音さんはこの短い映像の中で、人生の奥行きを感じさせる独特な表情をしてくれて、形のないものに輪郭が表れていくのを体現してくれたと思います。
燃え殻さんとPVを作ろうと盛り上がった夜から、まもなくしてコロナ禍に。今まで普通だったコトがとてつもなく特別な時間だった気がする。きっと忘れてしまう日常のカケラ、この本がそういうものを見つめるきっかけになれば良いなと、この映像を作りました。

岡山天音のコメント

普段から馴染みのある都心部での撮影でしたが、その場所への印象が塗り替えられて行くような、なんとも不思議な時間でした。
日々の中に落ちているキラキラに目を凝らすきっかけをもらいました。
参加できて嬉しかったです。

書籍情報

『すべて忘れてしまうから』

2020年7月24日(金)発売 著者:燃え殻 価格:1,500円(税別) 発行:扶桑社

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