『ぴあフィルムフェスティバル』PFFアワード入選作品に18歳監督作など17本

『第42回ぴあフィルムフェスティバル』コンペティション部門「PFFアワード2020」の入選作品が発表された。

「映画の新しい才能の発見と育成」をテーマに1977年にスタートした『ぴあフィルムフェスティバル』。自主映画のコンペティション部門「PFFアワード」を中心に「新しい才能」を発見、紹介、育成していくなどの活動を行なっている。

480本の応募作品から選ばれた入選作品は、18歳の稲田百音『アスタースクールデイズ』、31歳の高階匠『霞姫霊異記』、22歳の千阪拓也『こちら放送室よりトム少佐へ』、22歳の守田悠人『頭痛が痛い』、24歳のチェ・ユシン『タヌキ計画』、25歳の金井啓太『追憶と槌』、26歳の遠上恵未『遠上恵未(24)』、31歳の鈴木順也『パンク』、32歳の河内彰『Fear of missing out』、26歳の小池茅『フィン』、24歳の多持大輔『冬のほつれまで』、22歳の石田智哉『へんしんっ!』、22歳の関麻衣子『MOTHERS』、23歳の野村陽介『未亡人』、22歳の矢部凜『もとめたせい』、24歳の寺西涼『屋根裏の巳已己』、42歳のhaiena『LUGINSKY』の17作品。年齢は応募時のものとなる。

入選作品は9月12日から東京・京橋の国立映画アーカイブで開催される『第42回ぴあフィルムフェスティバル』で上映。9月25日にグランプリ各賞が発表される。

なお昨年の「PFFアワード2019」グランプリを獲得した中尾広道監督の『おばけ』は7月11日から東京・ポレポレ東中野で上映。また「ひかりTV賞」を受賞した城真也監督の『アボカドの固さ』は今夏に東京・渋谷のユーロスペースで公開される。

『ぴあフィルムフェスティバル』ディレクター荒木啓子のコメント

4か月に渡るセレクションを経て、ここに入選17作品を発表できること、そして、9月の第42回ぴあフィルムフェスティバルの開催と、そこでのスクリーン上映をお伝えできることを嬉しく噛みしめています。
本年の17作品は、例年同様、短編、中編、長編と混在しています。監督のバックグラウンドや年齢もばらばらです。結果的に「映画祭」という、できるだけ多彩で多様な映画を紹介する場らしいラインナップとなったことと同時に、皆様には是非全作品をご覧いただき、2019年から2020年に生まれた映画、という“時代”も体感していただければと願ってやみません。
PFFアワードのセレクションメンバーは、作品を観て、語ることに情熱を惜しまないひとびとで構成されます。私自身はコロナ禍で初のZOOM会議となった一次審査会議で話題にあがったすべての作品を拝見し、空調・距離・消毒を徹底して集合した二次審査会議で2日間重ねた討議のなかで、各人が推薦を熱く語った作品たちを複数回拝見し、入選作品を決定致しました。
映画を志しておられる人々の厚い層に、本年も圧倒され、感服する時間をいただきました。
ご応募、誠にありがとうございます。
第42回ぴあフィルムフェスティバル会場で、皆様のご来場をお待ちしております。

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