東海テレビドキュメンタリー劇場第13弾『おかえり ただいま』が9月から東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開される。
『人生フルーツ』『さよならテレビ』などを世に送り出してきた東海テレビドキュメンタリー劇場シリーズ。『おかえり ただいま』は、オウム真理教事件、和歌山毒カレー事件などを担当する安田好弘弁護士を追った『死刑弁護人』、仲代達矢、樹木希林らが出演した『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』など、東海テレビドキュメンタリー劇場「司法シリーズ」を手掛ける齊藤潤一監督の最新作。2007年に帰宅途中の女性が拉致、殺害、遺棄された「名古屋闇サイト殺人事件」の深層に迫る。事件発生直後からの長期取材に加え、母娘の物語、加害者の生い立ちを描いたドラマパートで構成。
ドラマパートには、母・磯谷富美子役の斉藤由貴、娘・磯谷利恵役の佐津川愛美をはじめ、浅田美代子、大空眞弓、須賀健太、天野鎮雄、矢崎由紗らが出演。今回の発表とあわせて斉藤由貴、佐津川愛美からのコメント、メインビジュアルが公開された。
斉藤由貴のコメント
実際に起きてしまった凄惨な事件を題材にしているので、役を演じるのはとても難しいことでした。ただ、お母様や亡くなられた磯谷利恵さんの思いに、どれだけ近づけるか、誠実に取り組みました。いま、できる限りの気持ちを込めた作品です。映画が、たくさんの人たちの元に届き、事件が風化しないことを願います。
佐津川愛美のコメント
スタッフの皆さんの熱量に感銘を受けながら、支えてもらいながら、作品と向き合いました。
撮影が終わった時の気持ちを私は一生忘れることなく生きていくべきだと思いました。
独りの時、あなたの心に思い浮かぶ人はいますか?
思い浮かぶ誰かがいらっしゃる全ての皆さんに、観ていただきたいと心から思います。
- 作品情報
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『おかえり ただいま』
2020年9月からポレポレ東中野ほか全国で順次公開監督・脚本:齊藤潤一 音楽:村井秀清 主題歌:ミナコ“ムーキー”オバタ“Home” 出演: 斉藤由貴 佐津川愛美 浅田美代子 大空眞弓 須賀健太 天野鎮雄 矢崎由紗 上映時間:112分 配給:東海テレビ放送
Special Feature
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