ドラマ『名建築で昼食を』が8月15日からBSテレ東、BSテレ東4K、テレビ大阪で放送される。
甲斐みのりの著書『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』を原案とする同作は、「建築×グルメ」をテーマにした「趣味系ドラマ」。SNSを通じて出会った有名建築家を父に持つ建築模型士・植草千明と、広告代理店で働く春野藤が、都会にひっそりと佇む名建築でランチを堪能する様子が描かれる。
ノスタルジックな「乙女建築」巡りが趣味でSNSにその成果をあげている千明役に田口トモロヲ、元恋人から預かったぬか床を複雑な心境でかき混ぜる日々を送る藤役に池田エライザがキャスティング。劇中にはフランク・ロイド・ライト、前川國男、安藤忠雄らが手掛けた建築が登場するという。ひかりTVでは1週間先行配信。
池田エライザのコメント
仕事帰り、ふとテレビをつけて見る建築のドキュメンタリーが好きです。私の知らない日本を知っている建造物に芸術品に憧れと恋心を抱き、日々、胸をときめかせていました。
このお話に声をかけていただけて光栄ですし、名建築にて美味しく楽しく、作品に挑めるなんてこの上なく幸せです。皆様に楽しんでいただけるよう、春野藤として、新鮮な気持ちで素直にお芝居に取り組みたいです。トモロヲさん!乙女建築楽しみですね!弟子としてよろしくお願いします!田口トモロヲのコメント
『名建築で昼食を』のお話をいただいて、素敵な目線のドラマになりそうな予感がしました。たんなる情報にならず、ドラマ映像ならではの観て、感じて、五感を刺激して、おっとり楽しめる作品になれればと思います。
多様な人間と時代を受け入れて来た歴史ある名建築の中で、過去に思いを馳せ、現在を愛でて、未来を素敵に夢想する。心身ともに穏やかな昼下がり、市井の人々のささやかな至福の時に、皆さまと共にトリップ出来たら嬉しいです。こういう大変な時代だからこそ、“人と建築と食“のホッと一息つける、癒しと許しのあるドラマをご覧いただければ幸いです。どうぞヨロシクお願い致します。甲斐みのりのコメント
ドラマ『名建築で昼食を』は、全国の建築ファンからは「待っていました!」と呼び声がかかる待望の物語になるはずです。東京はもとより、全国各地で、街の風景が変わりつつある昨今、名建築と呼ばれるロマンチックな趣の建物も建て替えられたり、姿を消していったり、なくなると分かったときにその存在の大きさに気がつかされることがあります。ただ見学するだけではなくて、名建築の中で食事やお茶をするとその建物とぐっと距離が近づいて、さらにもっと慕わしさが増してきます。当たり前のように街の中にある輝くような宝物の存在をドラマを通して多くの方に感じていただければ嬉しいです。
山本博紀プロデューサー(テレビ大阪)のコメント
「神は細部に宿る」と言いますが、どんな建築にも設計者のこだわりや依頼者の想いが詰まっています。もちろん、この10の名建築も例外ではありません。各々に知られざる歴史や背景があり、美しさや可愛らしさが随所に散りばめられていています。そういった部分を丁寧に描いていきますので、見終わった時に「次の休みは名建築を訪ねてそこでランチをしよう」と思って頂けると幸いです。今回は都内の名建築だけを巡りますが、日本にはそして世界には素晴らしい名建築が溢れています。ゆくゆくは大阪や京都、さらにはパリの「名建築で昼食を」が実現できればと考えています。
- 番組情報
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『名建築で昼食を』
2020年8月15日(土)から毎週土曜24:00〜24:30にBSテレ東、BSテレ東4K、24:56~25:26にテレビ大阪で放送監督:吉見拓真 脚本:横幕智裕 原案:甲斐みのり『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』(エクスナレッジ) 音楽:ベンジャミン・ベドゥサック 出演: 池田エライザ 田口トモロヲ ほか
Special Feature
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CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?