映画『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』が10月23日から東京・角川シネマ有楽町、渋谷のWHITE CINE QUINTOほか全国で順次公開される。
『第44回トロント国際映画祭』オープニング作品に選出された同作は、1976年に解散したTHE BANDの軌跡を辿るドキュメンタリー。元メンバーのロビー・ロバートソンが2016年に綴った自伝を元に、バンドの誕生から「Big Pink」でのレコーディング、メンバー達の友情と軋轢、解散ライブ『The Last Waltz』までを追う。原題は『ONCE WERE BROTHERS:ROBBIE ROBERTSON AND THE BAND』。
出演者にはTHE BANDのロビー・ロバートソン、リック・ダンコ、リヴォン・ヘルム、ガース・ハドソン、リチャード・マニュエルをはじめ、マーティン・スコセッシ、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーン、エリック・クラプトン、ピーター・ガブリエル、ジョージ・ハリスン、ロニー・ホーキンス、ヴァン・モリソン、タジ・マハールが名を連ねる。製作総指揮をマーティン・スコセッシとロン・ハワードが務め、ダニエル・ロアーがメガホンを取った。
THE BANDの初アルバム『Music from Big Pink』を聴いてショックを受けたと語るのはブルース・スプリングスティーン。彼らの音に惚れ込んだエリック・クラプトンはグループへの加入を切望したことを告白しているとのこと。また、当時ウッドストックに住んでいたボブ・ディランとの友情やセッションの様子も映し出されているという。
発表とあわせて日本版ポスタービジュアルが公開。THE BANDの5人の姿が写し出されているほか、「音楽も仲間も心から愛していた――」というコピーが添えられている。
- 作品情報
-
『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』
2020年10月23日(金)から角川シネマ有楽町、WHITE CINE QUINTOほか全国で順次公開監督:ダニエル・ロアー 原案:ロビー・ロバートソン『ロビー・ロバートソン自伝 ザ・バンドの青春』(DU BOOKS) 出演: ロビー・ロバートソン リック・ダンコ リヴォン・ヘルム ガース・ハドソン リチャード・マニュエル マーティン・スコセッシ ボブ・ディラン ブルース・スプリングスティーン エリック・クラプトン ピーター・ガブリエル ジョージ・ハリスン ロニー・ホーキンス ヴァン・モリソン タジ・マハール 上映時間:101分 配給:彩プロ
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?