書籍『その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い』が本日7月30日に刊行された。
同書は、「#MeToo運動」のきっかけとなったハーヴェイ・ワインスタインに関するニューヨーク・タイムズの調査報道の舞台裏と、その後の「#MeToo運動」や社会の変化を綴ったもの。
2017年、映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが何十年ものあいだ性的嫌がらせの告発者に口止め料を払っていたことを告発する記事をニューヨーク・タイムズが掲載。スパイを使って取材を妨害しようとしたり、新聞社に乗り込んで記事を差し止めようとするハーヴェイ・ワインスタインと記者らの攻防などが明かされる。
著者は、取材にあたったニューヨーク・タイムズの記者ジョディ・カンターとミーガン・トゥーイー。古屋美登里が日本語訳を担当した。
石戸諭のコメント
事実は、いかなるオピニオンよりも社会を動かす。
荻上チキのコメント
権力と金によって、隠蔽されてきた性暴力たち――。ハリウッドだけではなく、世界中の性差別を問い直した、執念のルポがようやく読めた。
長野智子のコメント
権力者との死闘に立ち上がった女性たちの慟哭と勇気に身震いがした
浜田敬子のコメント
女性たちの信念と連帯が、世界に勇気を与えた。
一つの記事が世界を変えた、調査委報道の軌跡をぜひ手に取って頂きたい。
- 書籍情報
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『その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い』
2020年7月30日(木)発売 著者:ジョディ・カンター、ミーガン・トゥーイー 価格:2,365円(税込) 発行:新潮社