クリストファー・ノーラン監督の映画『TENET テネット』が8月26日から世界各国で順次公開される。
7か国を舞台にIMAXカメラで撮影された『TENET テネット』は、クリストファー・ノーラン監督にとって2014年公開の『インターステラー』以来のオリジナル脚本作品。「現在から未来に進む<時間のルール>から脱出すること」を課せられた主人公が、時間に隠された秘密を解き明かし、第3次世界大戦を止めるミッションに巻き込まれていく姿を描く。主演を『ブラック・クランズマン』のジョン・デビッド・ワシントンが務めるほか、主人公の相棒とされる人物をロバート・パティンソンが演じる。
『TENET テネット』は9月3日の全米公開に先駆けて、8月26日からヨーロッパ、アジアを皮切りに世界各国で順次公開。日本は既報の通り9月18日から全国公開される。ノーラン作品史上最高額となる約2億ドル以上を投じたとされる同作について、リチャード・ゲルフォンド(IMAX)は「映画に入り込む体験がこんなに素晴らしいものだということを忘れていました。『TENET テネット』は本当に美しく、素晴らしい映画だと、ポストプロダクションに参加した多くのスタッフから聞いています」とコメント。
また、公式本『メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場』が9月18日に刊行されることも発表。ジェイムズ・モトラムによる同書は、『TENET テネット』制作の舞台裏を156ページのフルカラーで網羅したもの。メイキング写真をはじめ、ノーラン監督、撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマ、美術監督のネイサン・クローリーによる解説や、人物設定に基づいた衣裳デザイン、動きを図解した設計図などが掲載される。翻訳を富原まさ江、監修を神武団四郎が担当。
- 作品情報
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『TENET テネット』
2020年9月18日(金)から全国公開監督、脚本:クリストファー・ノーラン 出演: ジョン・デビッド・ワシントン ロバート・パティンソン エリザベス・デビッキ マイケル・ケイン ケネス・ブラナー 配給:ワーナー・ブラザース映画- 書籍情報
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『メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場』
2020年9月18日(金)発売 著者:ジェイムズ・モトラム 訳者:富原まさ江 価格:6,000円(税抜) 発行:玄光社
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?