上川隆也主演×中山七里原作のドラマ『夜がどれほど暗くても』WOWOWで放送

『連続ドラマW 夜がどれほど暗くても』が11月にWOWOWプライムで放送される。

中山七里の小説『夜がどれほど暗くても』をもとにした同作の主人公は、数々のスキャンダルを暴いてきた雑誌『週刊時流』副編集長の志賀倫成。大学生の息子がストーカー殺人を起こし、被害者と共に命を絶ったことで凶悪事件の容疑者家族として追われる立場になった志賀倫成が、絶望的な状況の中である少女と出会い、やがて事件の真相に迫っていくというあらすじだ。全4話で構成され、第1話のみ無料放送。

志賀倫成役を演じるのは上川隆也。順風満帆なジャーナリスト人生を歩んでいたが、息子の事件によって一転して世間からバッシングを受けるというキャラクターだ。中山七里原作の作品に出演するのはドラマ『テミスの剣』以来、約3年ぶりとなる。監督は橋本一、谷口正晃。脚本は大石哲也、音楽は池田善哉が担当した。

上川隆也のコメント

WOWOWさんとは、これまで長く御一緒させて頂いた事もあって、その間にある信頼感には確たるものを感じています。今回も、勿論作品の内容は伺った上ではありますが、お声掛けを頂いた時点でその信頼に応えたいという気持ちの方が強くありましたし、悩むことなくお受け致しました。
今回の役は、これまでのWOWOW出演作品の中でも、もっと云ってしまえば、これまでのキャリアを見渡しても、演じてきたことのなかった様な人物です。今はこの『志賀倫成』という男と、どの様に相対することになるのかが楽しみです。
中山七里先生の『テミスの剣』に出演した時、日々味わっていた役者としてのスリリングな感覚は、今でも忘れられません。今回も先生の世界の中に浸れることを思い、今から期待に胸を躍らせています。この感覚をそのまま作品の中に封じ込めてお届け出来る様、スタッフ・キャストの皆様と足並みを揃えて臨みたいと思っています。どうぞ御期待下さい。

中山七里のコメント

今年の3月に親本が刊行されたばかりだったので、ドラマ化の話をいただいた時には早いなあという驚きがありました。わたしの原作の映像化では最短記録です。意図的にタブーとされるテーマを選び映像化はされにくいと思っていたので尚更でした。あまりに突然だったので当初は少し不安でもあったのですが、主演が上川隆也さんと聞いた瞬間、「ああ、もう原作者が口を差し挟む余地は何もないな」と安心しました。上川さんは以前、他局制作のドラマ『テミスの剣』でも主演を務めていただき、全幅の信頼を置いていましたから。本作のテーマの一つは「全てを失くした者の再生」なのですが、上川さんなら見事に表現していただけるものと信じています。

番組情報

『連続ドラマW 夜がどれほど暗くても』

2020年11月から毎週日曜22:00〜WOWOWプライムで放送
監督:橋本一、谷口正晃 脚本:大石哲也 原作:中山七里『夜がどれほど暗くても』(角川春樹事務所) 音楽:池田善哉 出演: 上川隆也 ほか
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