書籍『沈没家族 子育て、無限大。』が刊行された。
同書の著者は、ドキュメンタリー映画『沈没家族』を監督した加納土。1990年代の東京・東中野で、様々な人々が1軒の家に寄り合い、当番制で子供たちの面倒を見る「共同保育」によって育った加納監督が、当時の保育者たちの姿を辿り、「家族の形」を見つめ直したドキュメンタリー映画『沈没家族』は『PFFアワード』審査員特別賞、『第20回京都国際学生映画祭』観客賞、実写部門グランプリを受賞した。
書籍『沈没家族 子育て、無限大。』では、映画の中では掬いきれなかった「映画よりも壮絶」な日々や、母・穂子が共同保育を選んだバックヒストリー、著者自身が自分の経験について思うことなどが新たに綴られている。
同書の出版を記念して、東京・ポレポレ東中野では9月26日から『沈没家族』のアンコール上映も予定。上映後には加納土の母である加納穂子や、映画監督のふくだももこ、寺尾紗穂、能町みね子らがゲストとして登壇するトークも予定されている。上映時間やチケットなどの詳細はポレポレ東中野のウェブサイトからチェックしよう。