菅田将暉が、最果タヒの映画『マティアス&マキシム』に寄せた詩『傷痕』を朗読する動画が公開された。
『第72回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門に出品された『マティアス&マキシム』は、グザヴィエ・ドラン監督が『君の名前で僕を呼んで』に感銘を受けてメガホンを取ったという作品。30歳で幼なじみのマティアスとマキシムが、友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じたことをきっかけに、秘めていた互いへの気持ちに気づき始めるというあらすじだ。『トム・アット・ザ・ファーム』以来、約6年ぶりにドラン監督が役者として自身の作品に出演しているほか、ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス、ピア・リュック・ファンク、ハリス・ディキンソン、アンヌ・ドルヴァルらが出演。9月25日から公開される。
かねてからドラン監督のファンを公言していた菅田将暉。かつて雑誌のインタビューで「最近観て、これはすごいなと思ったのがグザヴィエ・ドラン。こんな感性の人がいるんだなって。10代で監督デビューして、自分で衣装も編集もやるし、主演の時もありますよね。衝撃でした」と答えたという。
菅田将暉のコメント
傷みに耐えられる心など
ある筈もなく
果てしなく痛々しい
でもその姿が最高に美しい
人間には愛がある
そう教えられた気がします
- 作品情報
-
『マティアス&マキシム』
2020年9月25日(金)から新宿ピカデリーほか全国で公開監督・脚本:グザヴィエ・ドラン 出演: ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス グザヴィエ・ドラン ピア・リュック・ファンク ハリス・ディキンソン アンヌ・ドルヴァル 上映時間:120分 配給:ファントム・フィルム
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?