映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の新たな場面写真が公開された。
10月9日から公開される同作は、斎藤真理子による日本語訳本が累計発行部数16万部を記録したチョ・ナムジュの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』を実写映画化するもの。韓国のジェンダー意識に関わる現代史や社会問題を織り交ぜながら、「韓国の82年生まれの女性で最も多い名前」である「ジヨン」という名を持つ平凡な女性の少女時代から、結婚、出産に至るまでの人生を通して女性が負う重圧と生き辛さを描く。育児と家事に追われ、ある日から他人が乗り移ったような言動をするようになるジヨン役にチョン・ユミ、その夫デヒョン役にコン・ユがキャスティング。
場面写真には、俯くデヒョンの頭に手を添えるジヨンの姿や、新年の挨拶のために訪問したデヒョンの実家からの帰り道、デヒョンの運転する車の後部座席ジヨンが娘をあやす様子などが映し出されている。
コン・ユは「撮影現場でチョン・ユミさんに会った時、すでにキム・ジヨンだと思った。おかげで最初から演技に集中し、のめり込むことができた」と述懐。チョン・ユミは「コン・ユという俳優が持っている情緒、感情を表現する繊細さがデヒョンをさらに深みのあるキャラクターにしてくれた」とコメントを寄せている。
- 作品情報
-
『82年生まれ、キム・ジヨン』
2020年10月9日(金)から新宿ピカデリーほか全国で公開監督:キム・ドヨン 原作:チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房) 出演: チョン・ユミ コン・ユ キム・ミギョン 上映時間:118分 配給:クロックワークス
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?