『東京好奇心』展に細江英公、森山大道、鋤田正義、ハービー・山口ら100人

写真展『東京好奇心 2020 渋谷』が10月20日から東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。

「写真という表現媒体を通じて社会のために何かできることはないか?」という思いから組織された「NPO東京画」が2018年に立ち上げたプロジェクト『東京好奇心 2018-2020』。2018年「ジャポニスム2018」特別企画としてフランス・パリで展覧会を行ない、 2019年に「東京ベルリン友好都市関係締結25周年」記念事業としてドイツ・ベルリンで展覧会とシンポジウムを実施した。

『東京好奇心 2020 渋谷』では、16の国と地域を拠点に活動する写真家100人による約200点の作品を展示。「IDENTITY & DIVERSITY(自分を語る、他者を読み解く)」「HERE AND NOW(ここで、今、生きるということ)」「TIMELESSNESS(忘れてはいけない大切なこと、時空を超える美)」というキーワードで読み解く。

会場では、参加作家の作品を収録した写真集を販売。竹尾のヴァンヌーボを使用し、三方金の加工を施している。デザインを浅葉克己、印刷を光村印刷、製本を渋谷文泉閣が担当した。写真集と参加作家の作品オリジナルプリントのセットも販売予定。セットの売上の一部は国立国際医療研究センターに寄付される。詳細はBunkamuraのオフィシャルサイトで発表。

参加作家は淺川敏、ナヴィッド・バラティ、リオネル・ベカ、エバレット・ケネディ=ブラウン、地蔵ゆかり、レナート・ダゴスティン、榎並悦子、マイケル・フェザー、ステファニー・フレス、ミッシェル・フラピエ、藤井春日、福原信三、ゴトー・アキ、ローランド・ハーゲンバーグ、トーマス・ハラ、平林達也、広川泰士、広川智基、寳槻稔、本城直季、保坂昇寿、細江英公、池厚一郎、伊奈英次、稲越功一、石下理栄、石山貴美子、伊藤計一、神宮巨樹、神村大介、叶野千晶、加藤純平、河西春奈、古賀絵里子、小島康敬、こくまい太、クー・ボンチャン、公文健太郎、栗原論、ホワン・レー・ギエン、セバスチャン・ルベーグ、スティーヴン・リー、イルス・リーンダース、マーティン・ロイツェ、エドワード・レビンソン、ステイシー・リウ、ルット=ブレス・ルクセンブーグ、牧野智晃、港千尋、宮原夢画、宮腰まみこ、サラ・ムーン、森田友希、森山大道、中野正貴、中島洋紀、西野壮平、野田光治、野村佐紀子、大西みつぐ、大和田良、大矢真梨子、奥山淳志、オノツトム、セサル・オルドネス、ラース・ピルマン、マーク・リブー、ナナ・サフィアナ、サトウタケヒト、新藤琢、新谷有幹、リリー・シュウ、ヴァンサン・スリエ、ジェレミー・ステラ、菅原一剛、鋤田正義、澄毅、田原桂一、瀧本幹也、達川清、立木義浩、所幸則、東松照明、土田ヒロミ、内田京子、上田義彦、宇井眞紀子、宇壽山貴久子、ルイーズ=クレール・ワーグナー、鷲尾和彦、わたなべみか、渡辺一城、セリーン・ウー、山田祐基、ハービー・山口、山本雅美、柳本尚規、横木安良夫、ナディラ・ザカリヤ、ギュンター・ツォーン。

浅葉克己のコメント

パリ、ベルリン、東京。多くの写真家とサッと会えない今。「写真とは何か」を考える展覧会を見て欲しい。
「三方金」などという言葉も遠くなってしまった。
カタログの回りの金を触って、そして「写真」を強く感じて欲しい。

光村印刷のコメント

国内外で活躍する写真家100人の作品を最高峰のデザイン、最高峰の用紙で印刷できる機会は滅多にありません。この貴重な機会に多彩な作品一点一点と向き合い、4色のインキでの適切な表現、用紙の印刷適性を考慮した製版設計を中心に、各工程一人一人の眼が数%の違いをコントロールした成果をこの写真集という形で残せることに感謝しています。

渋谷文泉閣のコメント

三方金付けは書籍を豪華に見せる「装飾」だけでなく、実用性にも優れています。紙の退色や収縮による劣化を防ぎ、長期保存にも適しています。更に、長期保存の助力として、本の背にクータと呼ばれる3都市のCIカラーを施した筒状の紙を入れることで、堅牢性を増し長年本書を楽しむことができます。表紙の表面加工や、栞紐は、つい触れたくなる仕上がりで本書は細部にわたり装丁のこだわりを感じられる一冊だと思います。

竹尾のコメント

印刷適性と風合いという、相反する性質を両立させたラフ・グロスのパイオニア、ヴァンヌーボは1994年に誕生しました。温かみのある豊かな手ざわりと、繊細にコントロールできる印刷仕上がりは現在も高く評価いただいております。フランス語で「新しい風」を意味するヴァンヌーボが、東京好奇心にて新しく出会う未来の一助となれば幸いです。

イベント情報

『東京好奇心 2020 渋谷』

2020年10月20日(火)~11月12日(木) 会場:東京都 渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム
時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで) 参加作家: 淺川敏 ナヴィッド・バラティ リオネル・ベカ エバレット・ケネディ=ブラウン 地蔵ゆかり レナート・ダゴスティン 榎並悦子 マイケル・フェザー ステファニー・フレス ミッシェル・フラピエ 藤井春日 福原信三 ゴトー・アキ ローランド・ハーゲンバーグ トーマス・ハラ 平林達也 広川泰士 広川智基 寳槻稔 本城直季 保坂昇寿 細江英公 池厚一郎 伊奈英次 稲越功一 石下理栄 石山貴美子 伊藤計一 神宮巨樹 神村大介 叶野千晶 加藤純平 河西春奈 古賀絵里子 小島康敬 こくまい太 クー・ボンチャン 公文健太郎 栗原論 ホワン・レー・ギエン セバスチャン・ルベーグ スティーヴン・リー イルス・リーンダース マーティン・ロイツェ エドワード・レビンソン ステイシー・リウ ルット=ブレス・ルクセンブーグ 牧野智晃 港千尋 宮原夢画 宮腰まみこ サラ・ムーン 森田友希 森山大道 中野正貴 中島洋紀 西野壮平 野田光治 野村佐紀子 大西みつぐ 大和田良 大矢真梨子 奥山淳志 オノツトム セサル・オルドネス ラース・ピルマン マーク・リブー ナナ・サフィアナ サトウタケヒト 新藤琢 新谷有幹 リリー・シュウ ヴァンサン・スリエ ジェレミー・ステラ 菅原一剛 鋤田正義 澄毅 田原桂一 瀧本幹也 達川清 立木義浩 所幸則 東松照明 土田ヒロミ 内田京子 上田義彦 宇井眞紀子 宇壽山貴久子 ルイーズ=クレール・ワーグナー 鷲尾和彦 わたなべみか 渡辺一城 セリーン・ウー 山田祐基 ハービー・山口 山本雅美 柳本尚規 横木安良夫 ナディラ・ザカリヤ ギュンター・ツォーン 料金:一般1000円 大学生・高校生500円 ※中学生以下無料
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