上映イベント『東京ドキュメンタリー映画祭2020』が12月5日から東京・新宿のK's cinemaで開催される。
3年目を迎える『東京ドキュメンタリー映画祭』。長編コンペティション、短編コンペティション、特集作品、特別作品で構成され、メインのコンペティション部門には過去最高となる150作品以上の応募があったとのこと。テーマは戦争、原発問題、多様な性、人と自然の共生、東京オリンピック2020、コロナ禍の日々など。長編コンペティションの審査員は綿井健陽と矢田部吉彦、短編コンペティションの審査員は代島治彦と川井田博幸が担当。
今回は全51作品を上映。長編コンペティションには『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』『焼け跡ダイアリー ~ツインカレンダー 双子暦記~』『40年 紅どうだん 咲く村で』『パンデモニウム DieAter2』『きりむすぶ』『なれのはて』『傍観者あるいは偶然のテロリスト』『私はおぼえている』『大月語』『白根紙鳶見聞録 凧ノ国』の10作品が並ぶ。
短編コンペティションは、『Punk Save the Queen』『東京2018 プノンペン』『ヤジと民主主義』『ウーマンラッシュアワー村本大輔がアメリカに行くまでドキュメンタリー vol.10 赤ちゃんになりたい/vol.11 嫌われることは無駄じゃない』『沖縄と本土 一緒に闘う』『被爆死した米兵を追って』『我が友・原子力~放射能の世紀』『あなたの瞳に話せたら』『I Am Here ―私たちはともに生きている―』『炉』『有酸素ナンパ』『想像』『ベジタブル・バスケット』『ハンセン病を生きて』『ピアノが私にくれたもの』『Birth―めぐるいのち―』『LOOKING FOR THAT―アレを探して―』『二ヵ月』『Bye Bye Daddy』『Queen Hisako』『プロポーズ』『多摩川の野良猫写真家』『私たちの山』『THE LIMIT』『セーブ・ザ・リーフ~行動するとき~』『時と場の彫刻』『メランコリア』『大野一雄三部作 光への四つの道』『その先に、火を灯して』『剣術 La Voix Du Sabre』の30作品。
特集「民族映像詩」では『カムイチェプ サケ漁と先住権』『カナルタ ―螺旋状の夢―』『からむしのこえ』『アッパ・オリの一日』『プティー ジャライ族の墓放棄祭』『デヴォキ~神に捧げられた女たち~』『説経浄瑠璃 三代目・若松若太夫 一声二節のわざ』『ナガのドラム』『アルナチャール人類博覧会』の9作品を上映。特別作品は香港情勢を香港と日本の独立系ジャーナリストが捉えた『STAND WITH HK』『中大防衛戦』がラインナップしている。
イベント最終日には審査員によるコンペティション部門のグランプリが発表されるほか、各賞授賞式が行なわれる。
金子遊『東京ドキュメンタリー映画祭』プログラムディレクターのコメント
新型コロナの影響で劇場が閉まり、映画祭の開催も危ぶまれましたが、3年目にして過去最高150本以上の応募がありました。上映作品は、戦争、オリンピック、原発事故、先住民の権利、摂食障害などテーマが多岐にわたります。撮影方法もセルフ・ドキュメンタリーからダイレクト・シネマまで様々です。特別上映では香港における民主主義の危機を、特別プログラムでは東南アジア、南米、アフリカなどの民族誌映像を取りあげます。パンデミックによる経験したことのない激動の時代に、多様なドキュメンタリーが撮り続けられていて、映画館で上映できること自体が喜びです。記憶に残る1年の終わりに、ぜひ新作の数々をご覧ください。
- イベント情報
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『東京ドキュメンタリー映画祭2020』
2020年12月5日(土)~12月11日(金) 会場:東京都 新宿 K's cinema上映作品: 『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』(監督:青山真也) 『焼け跡ダイアリー 〜ツインカレンダー 双子暦記〜』(監督:原將人) 『40年 紅どうだん 咲く村で』(監督:岡崎まゆみ) 『パンデモニウム DieAter2』(監督:藤本純矢) 『きりむすぶ』(監督:花房慎也) 『なれのはて』(監督:粂田剛) 『傍観者あるいは偶然のテロリスト』(監督:後藤和夫) 『私はおぼえている』(監督:波田野州平) 『大月語』(監督:濱田公望) 『白根紙鳶見聞録 凧ノ国』(監督:梨本諦嗚) 『Punk Save the Queen』(監督:久保田徹) 『東京2018 プノンペン』(監督:歌川達人) 『ヤジと民主主義』(監督:長澤祐) 『ウーマンラッシュアワー村本大輔がアメリカに行くまでドキュメンタリー vol.10 赤ちゃんになりたい/vol.11 嫌われることは無駄じゃない』(監督:日向史有) 『沖縄と本土 一緒に闘う』(監督:湯本雅典) 『被爆死した米兵を追って』(監督:谷井健吾) 『我が友・原子力〜放射能の世紀』(監督:渡辺謙一) 『あなたの瞳に話せたら』(監督:佐藤そのみ) 『I Am Here ―私たちはともに生きているー』(監督:浅沼智也) 『炉』(監督:荒木悠) 『有酸素ナンパ』(監督:トモトシ) 『想像』(監督:太田信吾) 『ベジタブル・バスケット』(監督:藏岡登志美) 『ハンセン病を生きて』(監督:畠山桃子) 『ピアノが私にくれたもの』(監督:佐々木駿平) 『Birth―めぐるいのち―』(監督:一色あづる、川崎技花、若見ありさ) 『LOOKING FOR THAT―アレを探して―』(監督:朴基浩) 『二ヵ月』(監督:波田野州平) 『Bye Bye Daddy』(監督:松永圭以) 『Queen Hisako』(監督:松永圭以) 『プロポーズ』(監督:familia familiar) 『多摩川の野良猫写真家』(監督:長谷夏帆) 『私たちの山』(監督:孫天宇) 『THE LIMIT』(監督:今津秀邦) 『セーブ・ザ・リーフ〜行動するとき〜』(監督:島崎誉主也) 『時と場の彫刻』(監督:歌川達人) 『メランコリア』(監督:岩名雅記) 『大野一雄三部作 光への四つの道』(監督:バージニー・マハッド) 『その先に、火を灯して』(監督:上西将寛) 『剣術 La Voix Du Sabre』(監督:ジェレミー・マルセラン) 『カムイチェプ サケ漁と先住権』(監督:藤野知明) 『カナルタ ―螺旋状の夢―』(監督:太田光海) 『からむしのこえ』(監督:分藤大翼) 『アッパ・オリの一日』(監督:松村圭一郎) 『プティー ジャライ族の墓放棄祭』(監督:柳沢英輔、ヴィンチェンツォ・デッラ・ラッタ) 『デヴォキ〜神に捧げられた女たち〜』(監督:弘理子) 『説経浄瑠璃 三代目・若松若太夫 一声二節のわざ』(監督:遠藤協) 『ナガのドラム』(監督:井口寛) 『アルナチャール人類博覧会』(監督:金子遊) 『STAND WITH HK』(監督:堀潤) 『中大防衛戦』(監督:カン・シンカイ)
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?