のん×橋本愛が7年ぶり共演『私をくいとめて』予告編&ビジュアル公開

映画『私をくいとめて』に橋本愛が出演することと、5.1chサラウンドでミックスされた大滝詠一“君は天然色”が劇中曲に起用されることが発表された。

綿矢りさの同名小説を実写映画化する『私をくいとめて』の主人公は、脳内に相談役「A」がいる31歳の黒田みつ子。「おひとりさまライフ」がずっと続くと思っていたみつ子が、ある日、年下の営業マン多田くんに恋をし、戸惑いながらも一歩前に踏み出すというあらすじだ。「A」とおひとりさま生活を満喫していたみつ子役にのん、密かにみつ子に恋心を抱く多田くん役に林遣都がキャスティング。『勝手にふるえてろ』の大九明子がメガホンを取った。公開は12月18日。

橋本愛は、イタリアに嫁いだみつ子の親友・皐月役にキャスティング。映画版オリジナルの設定として妊婦という設定が加えられている。のんと橋本愛の共演は約7年ぶり。2人のメイキング写真も公開。

さらに、本予告映像とポスタービジュアルが到着。“君は天然色”を使用した本予告映像では、みつ子が多田くんに手料理を渡す姿や、みつ子と相談役「A」の「『彼女に怒られるんで、もう来るのやめまーす』とかになったら終わりよ」「確かに」「おっと、否定してくれない」というやり取り、みつ子の「逃げたいよー!」と涙を流す様子や「誰か私をくいとめて!」という絶叫などが確認できる。ポスタービジュアルにはみつ子と多田くんの姿などが写し出されている。

5.1ch版“君は天然色”は『A LONG VACATION』40周年を記念して2021年3月21日に発売されるボックスセット『A LONG VACATION VOX』に収録予定。

橋本愛のコメント

出演のオファーを受けたことについて
大九監督と綿矢りささんの最強コンビネーション作品に参加できることが嬉しくて、撮る前から早く観たい!とお客さん気分でわくわくしました。とにかく脚本が面白くて、ポップでチャーミングなのに人間の深淵を描いていて、漫画を読んでいるようなライト感がありながら、ドッと心臓が鳴るような読後感。これこれ!と嬉しくなりました。
皐月という役柄に関して考えたことや大九監督と話したことについて
皐月は原作で描かれた人間性をベースに、映画ではもっとみつ子との関係性に特化して、また一番今の時代が投影されるキャラクターになりました。傍からは幸せに見える条件が揃ったような人でも、内実不安や恐れに毎日襲われていて、その弱さが見えたとき、みつ子を救うといいな、と。監督とは、みんな生まれながらのおひとりさまなんだ、という話をして、その言葉を大事に抱えて最後まで演じたつもりです。
久しぶりののんとの共演について
あまりに久しぶりで、最初はとても照れました。それに、昔の私は相当やりづらかっただろうなという、懺悔の気持ちを常に持っていました(笑)。
でも今回、役としてお互いが目を合わせたときの、電気が走るような、心が通じる感覚。鮮烈でした。声を発して会話しづらい中、心の会話の気持ちよさを強く感じました。超超楽しかったです。

のんのコメント

橋本愛との久しぶりの共演について
かなり久しぶりに共演させていただいたので、とてつもなく照れました。最初は、目を合わせただけでドキドキしちゃうくらい恥ずかしかった!その時の私は、好きな人にうまく話せない男の子のようでした。でも、愛ちゃんの方から本読みをしたいと声をかけてくれて、みつ子と皐月のやりとりで心を通わせることができたように思います。そして何と言っても再び親友役。これ以上ない相手でした。楽しかった!

作品情報

『私をくいとめて』

2020年12月18日(金)全国公開
監督・脚本:大九明子 原作:綿矢りさ『私をくいとめて』(朝日新聞出版) 出演: のん 林遣都 臼田あさ美 若林拓也 前野朋哉 山田真歩 片桐はいり 橋本愛 配給:日活
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