映画『ルクス・エテルナ 永遠の光』の場面写真とギャスパー・ノエ監督のコメントが公開された。
11月20日から大阪・シネマート心斎橋、東京・シネマ-ト新宿で開催の『のむコレ2020』で公開される同作は、ギャスパー・ノエ監督の最新作。サンローランのクリエイティブディレクターであるアンソニー・ヴァカレロによるアートプロジェクト『SELF』の作品として制作された。魔女狩りが主題となるベアトリス・ダル監督のデビュー作の撮影現場を舞台に、ベアトリスを監督の座から引き下ろしたいプロデューサーと撮影監督をはじめ、新人監督や現場に潜り込んだ映画ジャーナリストらのそれぞれの思惑や執着が交錯し、現場が収拾のつかない状態へと発展していく様を描く。主役をシャルロット・ゲンズブール、『ベティ・ブルー』のベアトリス・ダルが演じるほか、『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』のアビー・リー・カーショウ、トップモデルのミカ・アルガナラズ、ルカ・アイザック、ポール・ハメリンらが共演。
場面写真には、緑と赤を背景に、悶え苦しむ顔を隠すベアトリス・ダルと柱に縛り付けられたシャルロット・ゲンズブールの姿や、撮影前のベアトリス・ダル、シャルロット・ゲンズブールが会話をする様子、撮影現場のプロデューサー、撮影監督らの姿、魔女が火あぶりにされるシーンなどが写し出されている。
ギャスパー・ノエ監督は同作について、「おとぎ話のような映画で、光が切られる、それは神が望んだ為。光は私達を第二状態にし、ストレスを感じさせます。まるで突然シャーマン体験に陥るようです。学校で歴史の授業を受けるようには映画館に行く事はありません。日常を忘れる為に行くのです。映画を撮る事は、まるでオズの魔法使いのようです。想像し得るあらゆる事を使って夢を信じさせる事です」とコメント。
- 作品情報
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『ルクス・エテルナ 永遠の光』
2020年11月20日(金)からシネマート新宿、シネマート心斎橋で公開監督・脚本:ギャスパー・ノエ 出演: シャルロット・ゲンズブール ベアトリス・ダル アビー・リー・カーショウ クララ3000 クロード・ガジャン・マウル フェリックス・マリトー フレッド・カンビエ カール・グルスマン ローラ・ピリュ・ペリエ ルー・ブランコヴィッチ ルカ・アイザック マキシム・ルイス ミカ・アルガナラズ ポール・ハメリン ステファニア・クリスティアン トム・カン ヤニック・ボノ 上映時間:51分 配給:ハピネット
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