アニメーション映画『岬のマヨイガ』が2021年に公開。ティザーPV、ティザービジュアルが到着した。
同作は、『野間児童文芸賞』を受賞した柏葉幸子の小説『岬のマヨイガ』をもとにした作品。居場所を失った17歳の少女が海の見える古民家「マヨイガ」に辿り着き、血の繋がりのない新たな家族たちと共同生活を送る様を描く。『のんのんびより』『サクラダリセット』の川面真也が監督を務め、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『若おかみは小学生!』の吉田玲子が脚本、david productionが制作を担当。
ティザーPVでは、物語の舞台となる岩手の自然や古民家、少女の姿、雰囲気の異なる3足の靴などが確認できる。ナレーションは岩手出身の久慈暁子(フジテレビ)が担当。ティザービジュアルには、「子狐岬、4SLDK、平屋一戸建て」というキャッチコピーと共に、岬に佇む少女の姿が描かれている。
柏葉幸子のコメント
東日本大震災から十年がたとうとしています。
あの恐ろしさ、悲しさ、辛さを、被災されたみなさんには、はやく忘れて欲しいと願い、忘れてはいけないと自分に言い聞かせるという日々だったと思います。
被災地といえば三陸でしたのに、この十年の間に、日本中に被災地と呼ばれる地があり、今はコロナ禍です。
心の中に明るい思いが欲しいです。
遠野物語のマヨイガは、山で道に迷った人をマヨイガが幸せにするというお話です。
本家のマヨイガのように、『岬のマヨイガ』も、出会った人を幸せにしてくれるはずです。
明るい幸せな思いで心が満たされる。そんな素敵なアニメーション映画にしてくださると確信し、感謝しております。
狐崎のマヨイガに会いに行ってください。川面真也監督のコメント
おいしいごはんと、隣にいる人の笑顔。
いい香りのお茶と、楽しい会話。
家族という言葉に縛られない、あたたかなつながり。
『岬のマヨイガ』はその心地よさを必要とする人たちが出会う家です。
疲弊した心に弾力をつけて、自立へと踏み出す場所です。ぜひ劇場で柔らかな風景と音楽に包まれて、彼女たちと一緒にマヨイガへと足を踏み入れてみてください。
吉田玲子のコメント
今に迷い、未来に迷い、過去にも迷いを残しながら、人は生きているのかもしれません。
原作を拝読し、そんなことを考えました。
迷いながらも、ここから始めたい‥‥‥ここに戻ってきたいと思える、家のような作品になればと思っております。久慈暁子(フジテレビ)のコメント
鮮やかな緑の中の大きな茅葺き屋根の家。
土間に靴を脱ぎ捨て、畳の上で寝そべる少女に、岩手出身である自分の姿を重ねました。
まるで草の香りや川のせせらぎまで聞こえてくるようです。
様々な伝説が生活の中に溶け込み、私たちを優しく包み込んでくれる岩手の自然を舞台にした作品のPVナレーションを担当させていただき、とても嬉しく思っています。
- 作品情報
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『岬のマヨイガ』
2021年公開監督:川面真也 脚本:吉田玲子 原作:柏葉幸子『岬のマヨイガ』(講談社) 制作:david production 配給:アニプレックス
Special Feature
Crossing??
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