折坂悠太の新曲“春”が11月18日に配信リリースされる。
同曲は11月20日から公開される映画『泣く子はいねぇが』の主題歌として折坂悠太が書き下ろした楽曲。主演の仲野太賀の推薦をきっかけに主題歌を担当することが決定し、佐藤快磨監督とのやりとりを経て完成された。
『泣く子はいねぇが』は、「父親としての責任」を与え、「悪いことをせずに正しく生きる」という人としての道徳を教えてくれると秋田・男鹿半島で伝承される「ナマハゲ」を通して、大人になりきれず、社会にも馴染めない主人公たすくの成長を描いた作品。仲野太賀は「父親」の自覚を持てないたすく役を演じ、たすくに愛想をつかす妻・ことね役を吉岡里帆が演じた。折坂悠太は劇伴も担当。
佐藤快磨監督のコメント
確かじゃないけど春かもしれない。エンドロールに『春』が流れたとき、登場人物たちのそれからを思わず想像していました。不甲斐ないですが、『春』で映画『泣く子はいねぇが』は完成したのだと、そのとき初めて分かりました。折坂さんには心から感謝しています。折坂さんにお願いできて本当によかった。これからも迷うばかりの人生が続いていくと思いますが、立ち止まるたびにそっと春を思い出します。
仲野太賀のコメント
折坂悠太さんの歌声がエンドロールで流れた時、鳥肌が立ちました。
僕自身が折坂さんの歌に勇気づけられたように、僕が演じた頼りない男の人生もまた、この歌によって前に進む事ができるんだと思いました。浮き沈みのある人生の四季に、不確かではあるけど愛と矛盾に満ち溢れたラストシーンの先に、いつか春は訪れる。素晴らしい楽曲を提供してくださって、本当に感謝しかありません。折坂悠太さんの「春」、是非聴いてみてください。
- 作品情報
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『泣く子はいねぇが』
2020年11月20日(金)から新宿ピカデリーほか全国で公開監督・脚本・編集:佐藤快磨 主題歌:折坂悠太“春” 出演: 仲野太賀 吉岡里帆 寛一郎 山中崇 余貴美子 柳葉敏郎 配給:バンダイナムコアーツ/スターサンズ
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?