NHK大河ドラマ『青天を衝け』の第2弾出演者および題字が発表された。
2021年2月14日から放送される同作は、「日本資本主義の父」とも称される実業家で、新たな1万円札に肖像画が使用される渋沢栄一を主人公にした作品。幕末から明治にかけて農家の生まれから武士、幕臣になり、やがて民間人となって様々な分野で改革に挑戦していく渋沢の波乱万丈な生き様を描く。渋沢栄一役に吉沢亮、栄一の従兄・渋沢喜作役に高良健吾、栄一の従妹で妻となる尾高千代役に橋本愛がキャスティング。
新たに出演が発表されたのは、吉幾三、渡辺大知、上白石萌音、峯村リエ、美村里江、川栄李奈、岸谷五朗、大谷亮平、佐戸井けん太、中村靖日、要潤、小池徹平、手塚理美、手塚真生、酒向芳、板橋駿谷、山崎銀之丞、藤原季節、原日出子、モーリー・ロバートソン。
吉幾三は第12代将軍・徳川家慶役、渡辺大知は第13代将軍・徳川家定役、上白石萌音は家定の正室・篤君役、峯村リエは家定の乳母・歌橋役、美村里江は慶喜の養祖母・徳信院役、川栄李奈は慶喜の正室・美賀君役、岸谷五朗は大老・井伊直弼役、大谷亮平は老中・阿部正弘役、佐戸井けん太は老中・堀田正睦役、中村靖日は海防掛・永井尚志役、要潤は福井藩主・松平慶永役、小池徹平は福井藩士・橋本左内役、手塚理美は尾高家の母・尾高やへ役、手塚真生は尾高惇忠の妻・尾高きせ役、酒向芳は岡部藩代官・利根吉春役、板橋駿谷は剣術家・真田範之助役、山崎銀之丞は儒学者・大橋訥庵役、藤原季節は水戸藩士・藤田小四郎役、原日出子は慶喜の母・吉子役、モーリー・ロバートソンは米国海軍軍人マシュー・ペリー役を演じる。
題字は杉本博司が担当。
杉本博司のコメント
「大事な題字」
私は現代美術の畑を耕してきましたが、最近では舞台に軸足を移しています。近年、杉本文楽と呼ばれるようになった「曾根崎心中」の近松門左衛門初版本に基づく復曲もその一つです。そこで私は近松の時代、江戸時代の舞台を、電灯のなかった時代の光を演出しました。今回その江戸時代が開けて明治になる、その新しい時代へと向かう光を意識して題字に挑みました。渋沢栄一が見たヨーロッパ、そしていち早くその文化と経済の真髄しんずいを見抜いた慧眼けいがん。まさに近代日本という青天を開くために暗雲の江戸を衝つき、輝かしき万札の顔となる人物。その人にふさわしき題字を心に描き、運筆いたしました。菓子浩制作統括のコメント
お待たせしました! 出演者発表第2弾です。今回も、名実ともにすばらしい俳優の方々にお集まりいただくことができました。激動の幕末、ひたむきに生きる登場人物たちをどのように演じていただけるのだろうと胸が高鳴ります。
題字を手がけていただいたのは、国際的に活躍される現代美術作家の杉本博司さん。豪快でいて軽やか。力強く歩み続ける渋沢栄一の人生を象徴するかのようです。
クランクインから4か月。撮影は順調に進んでいます。「血洗島を舞台にした青春記」と「江戸を舞台にした政治劇」。セットも衣装も言葉も、全く変わります。この2つの世界がだんだんと絡み合っていくのは大森さんの脚本の妙です。新しい大河ドラマが生まれようとしています。どうぞご期待ください。
- 番組情報
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『青天を衝け』
2021年2月14日(日)からNHKで放送演出:黒崎博、村橋直樹、渡辺哲也、田中健二 脚本:大森美香 音楽:佐藤直紀 出演: 吉沢亮 小林薫 和久井映見 村川絵梨 藤野涼子 高良健吾 成海璃子 田辺誠一 満島真之介 橋本愛 岡田健史 平泉成 朝加真由美 竹中直人 渡辺いっけい 津田寛治 草彅剛 堤真一 木村佳乃 平田満 玉木宏 吉幾三 渡辺大知 上白石萌音 峯村リエ 美村里江 川栄李奈 岸谷五朗 大谷亮平 佐戸井けん太 中村靖日 要潤 小池徹平 手塚理美 手塚真生 酒向芳 板橋駿谷 山崎銀之丞 藤原季節 原日出子 モーリー・ロバートソン ほか
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?