展示イベント『博物館に初もうで』が2021年1月2日から東京・上野の東京国立博物館で開催される。
2003年から始まり、18年目を迎える『博物館に初もうで』。干支をテーマにした作品の特集や、新年の訪れを祝した吉祥作品の展示に加えて、湯島天神白梅太鼓の和太鼓、葛西囃子中村社中の獅子舞、蔵重伸のいけばなといった伝統芸能のイベントが行なわれる。
特集『博物館に初もうで ウシにひかれてトーハクまいり』では、2021年の干支である牛にまつわる歴史と文化を紹介するほか、高橋真作によるオンラインギャラリートークを実施。特集タイトルは「牛に引かれて善光寺参り」ということわざをもとにしており、「展示作品との思いがけない出会いを通して、改めてトーハクと縁を結んでいただきたい」という想いが込められているとのこと。主な展示品は重要文化財の『駿牛図断簡』『阿弥陀如来および両脇侍立像(善光寺式)』、国宝の『片輪車蒔絵螺鈿手箱』、『水牛水滴』。
吉祥作品には、国宝の長谷川等伯『松林図屛風』や『古今和歌集(元永本)下帖』、重要文化財の『色絵月梅図茶壺』『弱法師』、『赤楽島台茶碗』『花鳥図屛風』『唐織 紅白段牡丹若松孔雀羽模様』『振袖 白綸子地檜扇橘模様』『蓬莱鏡』がラインナップ示。
VRによる鑑賞体験ができる空間「TNM & TOPPANミュージアムシアター」では、上演作品を鑑賞するとミュージアムシアター鑑賞チケット引換券をプレゼント。また、東京国立博物館の全ミュージアムショップを対象に3,000円以上購入すると、ミュージアムグッズが贈られる。
入館にはオンラインによる事前予約が必要。詳細はイベントのオフィシャルサイトで確認しよう。
- イベント¥情報
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『博物館に初もうで』
2021年1月2日(土)~1月31日(日) 会場:東京都 上野 東京国立博物館 時間:9:30~17:00(金、土曜は21:00まで、入館は閉館の30分前まで) 休館日:月曜、12月25日~2021年1月1日、1月12日(1月11日は開館) 料金:一般1,000円 大学生500円 ※高校生以下および18歳未満、70歳以上、障がい者と介護者1名は無料