石川直樹が自身の出身地を撮影 新写真集『東京 ぼくの生まれた街』

石川直樹の写真集『東京 ぼくの生まれた街』が12月21日に刊行される。

1977年生まれの石川直樹は東京出身の写真家。これまでに『CORONA』で『土門拳賞』、『EVEREST』『まれびと』で『日本写真協会賞』作家賞、『最後の冒険家』で『開高健ノンフィクション賞』を受賞している。

『東京 ぼくの生まれた街』は、石川が数年間にわたって撮りためてきた東京の写真を収めたもの。石川は読者から寄せられた「石川さんにとって今の東京はどんな場所ですか?」という質問に、Instagramのストーリーで「世界のあちこちにある地方都市の一つですよ。オリンピックという梯子を外されたむなしい感じがとても好きです」と回答している。

同書は12月19日に東京・下北沢のBONUS TRACKで催される『BOOK LOVER'S HOLIDAY』で先行販売。特典ポストカードが付属する。また、エランド・プレスをはじめ、鳥取・汽水空港、東京・下北沢の古書ビビビ、荻窪のTitle、池袋のポポタム、大阪・FOLK old book store、心斎橋のスタンダードブックストア、京都・誠光社、兵庫・神戸のViVO,VA、岩手・盛岡のBOOKNERD、広島・READAN DEATで購入すると、特典としてポストカードが贈られる。

石川直樹のコメント

『東京 ぼくの生まれた街』あとがきより
2020年、オリンピックという祝祭の梯子を外され、コロナ禍に翻弄されながら変貌し続ける東京をドブ鼠のように這い回っていると、逆にこれまで感じなかった愛着を少しずつ感じるようになってきた。これこそは、根無し草だった自分の足元から、まさしく地中奥深くへと根が伸びはじめた兆候だろうか。この根は再びぶった切られるのか、それとも……。
自分自身の新しい冒険の行き着く先がどこにあるのか、ぼくは今までにない不安と期待を日々抱きながら、それでも今、生まれた場所であるここ東京で、前を向いている。

書籍情報

『東京 ぼくの生まれた街』

2020年12月21日(月)発売 著者:石川直樹 価格:2,500円(税抜) 発行:エランド・プレス
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