Spotify、Apple Music、Amazon Music、LINE MUSIC、レコチョクなど音楽配信サービスの年間ランキング2020年版が発表された。
各サービスの楽曲総合ランキングは、Spotify、Apple Music、Amazon MusicがOfficial髭男dismの“Pretender”、LINE MUSICがOfficial髭男dismの“I LOVE...”。Official髭男dismが異なる楽曲でランキング首位を獲得し、圧倒的な強さを見せた。レコチョクのシングルランキングはLiSA“紅蓮華”が獲得。YOASOBI“夜に駆ける”はSpotify、Apple Music、Amazon Music、LINE MUSICの楽曲ランキングで2位を獲得した。
上位には共通して瑛人“香水”、King Gnu“白日”、LiSA“紅蓮華”、BTS“Dynamite”といった楽曲がランクイン。LINE MUSICの総合ランキングではNiziUの“Make you happy”やDISH//“猫 ~THE FIRST TAKE ver.~”が上位につけるなど、独自性のあるランキングとなっている。この違いはユーザー層のほか、BGMランキングやカラオケランキングといったLINEならではのランキングが合算されている点、LINE MUSICならではのキャンペーンも影響していそうだ。
各サービスのアーティスト部門では、Official髭男dism、BTS、King Gnuといったアーティストたちが軒並みランクイン。あいみょんは楽曲ランキングよりもアーティストランキングでのランクインが目立っており、アーティスト自身への支持が高いことが窺える。また今年サブスクリプションサービスで楽曲配信が解禁された米津玄師はAmazon Musicのアーティスト部門で2位につけた。
Spotifyが発表した「海外で最も再生された国内アーティスト」「海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」といったランキングは、グローバル展開する同サービスならではのランキング。アーティスト1位はLiSA、楽曲1位はLiSAが歌うテレビアニメ『鬼滅の刃』オープニングテーマ“紅蓮華”となったほか、アニメ関連の楽曲やアーティストが上位を占めるなど、アニメの海外人気の高さを裏付けた。