D・クローネンバーグ監督『クラッシュ』4K無修正版が公開 予告編到着

デヴィッド・クローネンバーグの映画『クラッシュ 4K無修正版』が1月29日から東京・シネマート新宿ほか全国で順次公開される

『第49回カンヌ国際映画祭』審査員特別賞を受賞した『クラッシュ』は、J・G・バラードが1973年に発表した同名小説をもとにした作品。車で正面衝突事故を起こした主人公ジェームズと、相手のドライバーの妻ヘレンが、事故の衝撃を通して性的興奮を感じ始め、やがて新たなエクスタシーを開拓するグループ「カー・クラッシュ・マニアの会」の世界にのめり込んでいく姿を描く。映画プロデューサーのジェームズ役をジェームズ・スペイダー、ジェームズの妻キャサリン役をデボラ・カーラ・アンガーが演じるほか、ホリー・ハンター、イライアス・コティーズ、ロザンナ・アークエットが出演者に名を連ねる。

同作は『カイエ・ドゥ・シネマ』が選ぶ1996年の映画ランキングで1位を獲得し、マーティン・スコセッシ監督が選ぶ1990年代のベスト映画にもランクインする一方で、過激な性描写から『デイリー・メール』紙が1面で上映禁止を呼びかけるなど賛否両論を巻き起こした。

発表とあわせて予告編と本ビジュアルが公開。「自動車事故は破壊的でなく生産的な出来事だ、性的エネルギーの解放なんだ」という声から始まる予告編には、ジェームズが事故で性的快感を覚えてフェティシズムに嵌っていく姿、キャサリンがジェームズに「彼とセックスしたい?」と尋ねる様子、「事故は快感、傷跡は恍惚。」というコピー、クローネンバーグ監督の「現実を超えようとするのは、人間の基本的欲望であり、創造的欲求のひとつである」という言葉、車のボディをゆっくりと撫でる手などが確認できる。クローネンバーグ監督は「フィルムの粒子を損なわないように4K修復した」とコメント。

本ビジュアルには、「全てのモラルを破壊して、欲望は衝突する。」というコピーが添えられている。

作品情報

『クラッシュ 4K無修正版』

2021年1月29日(金)からシネマート新宿ほか全国で順次公開
監督・脚本:デヴィッド・クローネンバーグ 原作:J・G・バラード 音楽:ハワード・ショア 出演: ジェームズ・スペイダー ホリー・ハンター イライアス・コティーズ デボラ・カーラ・アンガー ロザンナ・アークエット 上映時間:100分 配給:アンプラグド
  • HOME
  • Movie,Drama
  • D・クローネンバーグ監督『クラッシュ』4K無修正版が公開 予告編到着

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて