ドラマ『ハルカの光』が2月8日からNHK Eテレで放送される。
矢島弘一が脚本を手掛ける同作の主人公は、主にヨーロッパで発展し、インテリアを超えて芸術品の領域に達したと言われる「名作照明」の虜になった幸本ハルカ。宮城で漁師の娘として育つも、東日本大震災で家や多くの友人を失ったハルカが、東京の「名作照明」を集めた専門店で店番として働くようになり、「光」を求める人の苦悩を晴らして人生を照明で豊かにしようとする姿を描く。
「一日中、光のことだけを考えていたい!」という照明オタクの幸本ハルカ役に黒島結菜、店長の西谷慎一役に古舘寛治、第1話に登場する老舗寿司屋の大将役にイッセー尾形がキャスティング。このほか、塩見三省、渡辺大知、駿河太郎、内田慈、緒川たまき、田牧そら、山下容莉枝、甲本雅裕が出演する。演出を松原弘志と長澤佳也が担当。
黒島結菜のコメント
このドラマ『ハルカの光』は、震災によって心に傷を負ったハルカが、名作照明を集めたお店・エクラを経営している西谷さんと出会い、お店を訪れる人々との関わりの中で、少しずつ前を向いていくお話です。
脚本を読んだときに、私とハルカの根っこにあるなにかが近いなと思い、撮影をしていても自然と心が動いていて、ハッとしました。
古舘さんや各回ごとに訪れる素敵なゲストの方々とのお芝居は、楽しく、刺激的で、みなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。また、監督やスタッフの方々の照明に対する愛を感じられる現場で過ごすことができたのも、うれしい思い出です。
癒されたり、ちょっと勇気が湧いたり、好きな人を想ったり、とても温かいドラマになっています。そして、ありのままを受け入れることの素晴らしさを感じてもらえたらいいなと思います。古舘寛治のコメント
撮影も終盤です。出突っ張りの黒島さんは十分に寝られない中、文句も言わず頑張ってきました。
Eテレではかなり稀有な本格ドラマだそうです。黒島さんの真っ直ぐで穏やかな、しかし芯のある人柄が作品を形作っていきます。
今回は父親役ではありませんが、この髭面のおっさんもそこにいい化学反応を作れていたら良いと思います。
大人も楽しめるものにしたいですね。震災10年をテーマにもしていて真面目さもあるけど、楽しくオシャレな(?)ものを目指してます。ゲストの方たちも素晴らしいメンバーです。出来上がりが楽しみです。松原弘志のコメント
人をしあわせにする光を見たい!昼はオブジェで夜は照明、インテリアにして芸術品である名作照明。
このドラマには世界の名作照明が勢ぞろいしています。そして店まで作ってしまいました。まるで世界中の名作照明をコレクションした小さな美術館。そこに命を吹き込むのがハルカ役の黒島さん、西谷役の古舘さん。ゲストも見逃せません。脚本の矢島さん、すべてのスタッフの愛情によって、チャーミングな作品が誕生します。照明バカ・ハルカを通して、震災10年の節目に、多くの人にしあわせの光を見て元気になってもらいたい。そんな想いで作りました。よろしくお願いします。暗いニッポンをハルカがパッと明るくするのだ!
- 番組情報
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『ハルカの光』
2021年2月8日(月)から毎週月曜19:25~19:50にNHK Eテレで放送作:矢島弘一 演出:松原弘志、長澤佳也 出演: 黒島結菜 古舘寛治 イッセー尾形 塩見三省 渡辺大知 駿河太郎 内田慈 緒川たまき 田牧そら 山下容莉枝 甲本雅裕
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?