明石家さんまプロデュースの劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』が2021年初夏に全国公開される。
『漁港の肉子ちゃん』は、漁港の船に住む肉子ちゃんとキクコの2人きりの母娘の軌跡と成長を描いた西加奈子の同名小説をアニメ化するもの。監督は『ドラえもん のび太の恐竜2006』『海獣の子供』の渡辺歩、キャラクターデザイン、総作画監督は『かぐや姫の物語』『海獣の子供』の作画監督・小西賢一が務め、脚本はドラマ『凪のお暇』などの大島里美、アニメーション制作は『鉄コン筋クリート』『海獣の子供』『映画 えんとつ町のプペル』などのSTUDIO4℃が手掛ける。明石家さんまが劇場公開されるアニメ映画をプロデュースするのは今回が初。
今回の発表とあわせて超特報とビジュアルが公開された。
明石家さんまのコメント
西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに「サラバ!」が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は、「かわいいね」「儲かりまっか」「明石家さんま」という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは“明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しかでてこなくて。(笑)
その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで「漁港の肉子ちゃん」に出会いました。
大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。
「漁港の肉子ちゃん」はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。
最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。
今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください。西加奈子のコメント
アニメ映画化の話を最初に聞いた際について
さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした。さんまの印象について
直木賞をいただいた後に、「さんまのまんま」という番組に出演させていただきました。
初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で「めちゃくちゃ大きな祭」を見ているような気持ちになりました。小説「漁港の肉子ちゃん」をどのような思いで書いたか
私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした。渡辺歩監督のコメント
さんまさんがアニメーションにチャンスを下さったのが何よりも嬉しいです。さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に「気付き」を下さいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』この御言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。観てくださった方が、他の誰かに教えたくなる様な映画を目指したいです。
- 作品情報
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『漁港の肉子ちゃん』
2021年初夏全国公開監督:渡辺歩 脚本:大島里美 原作:西加奈子『漁港の肉子ちゃん』 キャラクターデザイン・総作画監督:小西賢一 アニメーション制作:STUDIO4℃ 配給:アスミック・エース関連リンク
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Crossing??
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