映画『ルクス・エテルナ 永遠の光』の本編映像とギャスパー・ノエ監督のコメントが公開された。
1月8日から大阪・シネマート心斎橋、東京・シネマ-ト新宿、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される同作は、ギャスパー・ノエ監督の最新作。サンローランのクリエイティブディレクターであるアンソニー・ヴァカレロによるアートプロジェクト『SELF』の作品として制作された。魔女狩りが主題となるベアトリス・ダル監督のデビュー作の撮影現場を舞台に、ベアトリスを監督の座から引き下ろしたいプロデューサーと撮影監督をはじめ、新人監督や現場に潜り込んだ映画ジャーナリストらのそれぞれの思惑や執着が交錯し、現場が収拾のつかない状態へと発展していく様を描く。主役をシャルロット・ゲンズブール、『ベティ・ブルー』のベアトリス・ダルが演じるほか、『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』のアビー・リー・カーショウ、トップモデルのミカ・アルガナラズ、ルカ・アイザック、ポール・ハメリンらが共演。
本編映像には、シャルロット・ゲンズブールらが柱に縛られた磔のシーンをベアトリス・ダル監督が撮影する様子が映し出されている。
「ベアトリスとシャルロットは火と氷ですね」という質問に対して、ギャスパー・ノエ監督は「それがいいですよね。彼女たちはそれぞれにとても強い個性があります。奇妙なのは、最終日にあのような演技が出てくるとは思っていませんでした。シャルロットの磔姿を見た時といったら!本当に凄かったです!そしてベアトリスがわめき出して、スタッフに『彼女にカメラを向けて!』と叫びました。私ですら、映画がどのような結末を迎えるか分かりませんでした。本当のことを言うと、エンディングがあんなに良いものになるとは思っていませんでした!トランス状態の女優二人が、私すら予期していなかったこれらのサイコなシーンを作り上げたのです!」とコメント。
- 作品情報
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『ルクス・エテルナ 永遠の光』
2021年1月8日(金)からシネマート新宿、アップリンク吉祥寺、シネマート心斎橋ほか全国で公開監督・脚本:ギャスパー・ノエ 出演: シャルロット・ゲンズブール ベアトリス・ダル アビー・リー・カーショウ クララ3000 クロード・ガジャン・マウル フェリックス・マリトー フレッド・カンビエ カール・グルスマン ローラ・ピリュ・ペリエ ルー・ブランコヴィッチ ルカ・アイザック マキシム・ルイス ミカ・アルガナラズ ポール・ハメリン ステファニア・クリスティアン トム・カン ヤニック・ボノ 上映時間:51分 配給:ハピネット
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