映画『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』のライブシーン動画が公開された。
1月29日から公開される同作は、1960年代後半から1970年代初頭にかけて、アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校で「宇宙の黒人」という講義を行なっていたサン・ラーの存在が、サンフランシスコでアヴァンギャルドアートを展開していた「DILEXI」のプロデューサーであるジム・ニューマンの目に留まり実現したSF映画。サン・ラーが脚本、音楽、主演を務めている。あらすじは、1969年頃に地球から姿を消していた大宇宙議会・銀河間領域の大使サン・ラーが音楽を燃料に大宇宙を航行する中、地球と異なる理想の惑星を発見し、ジャズのソウルパワーによる同位体瞬間移動で米国にいる黒人たちの移送計画を立てるが、その技術を盗もうとアメリカ航空宇宙局の魔の手が迫るというもの。
ライブシーン動画では、1943年のシカゴに降り立った大宇宙議会・銀河間領域の大使サン・ラーが「サニー・レイ」という名前でピアノを演奏する場面や、女性ダンサーグループ「エボニー・ステッパーズ」の姿、店内のグラスが弾け散り、観客の帽子が飛び上がり、ミラーボールが砕け散り、観客たちが出口に向かうシーン、サン・ラーが煙に包まれながら演奏を続ける様子などが映し出されている。
- 作品情報
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『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』
2021年1月29日(金)からアップリンク吉祥寺、新宿シネマカリテほかで順次公開監督:ジョン・コニー 脚本:ジョシュア・スミス、サン・ラー 音楽:サン・ラー 出演: サン・ラー レイ・ジョンソン クリストファー・ブルックス バーバラ・デロニー エリカ・レダー ジョン・ベイリー クラレンス・ブ リュワー 上映時間:81分 配給:ビーズインターナショナル
Special Feature
Crossing??
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