「表現に関わる人々を対象としたハラスメント実態調査」の1回目が1月17日まで行なわれている。
「表現の現場調査団」による「表現に関わる人々を対象としたハラスメント実態調査」は、表現活動の分野で過去10年以内に起きたハラスメントの実態を調査し、改善に活用するためのもの。近年、#MeToo運動などにより美術や映画、演劇といった表現の現場からもハラスメントの告発が相次いでいるが、声をあげることで活動の場を失うなどの恐れから、沈黙を強いられる状況は依然として存在していることを受けて実施される。
実態調査は、今後5年間継続して年に1度実施。調査による「実態の把握」、分析による「問題の可視化」、知識の共有による「再発防止・環境改善」を通じて誰もが安心して携われる表現の現場を目指すという。調査結果は専門家による分析の後、レポートとして公開される。
表現の現場調査団メンバーは、岡田裕子、笠原恵実子、木村奈緒、キュンチョメ、田村かのこ、寺田衣里、maya masuda、宮川知宙、森山晴香。
キュンチョメのコメント
表現の内容より容姿のことを言われる。
男らしさや女らしさを求められる。
チャンスのために、暴言や暴力に耐える。
そんな現状を、仕方がないと諦めてしまいたくありません。表現は時代とともに更新され、新しいものを生み出し続けてきました。ならば表現の現場も時代とともに更新される必要があるはずです。
このアンケートは表現の現場を変えていくための第一歩となります。そのために、どうか声を届けてください。
《表現の現場調査団》メンバー キュンチョメ