『SWITCH』で西川美和監督『すばらしき世界』特集 役所広司、仲野太賀も

西川美和監督の映画『すばらしき世界』の特集記事が1月20日刊行の『SWITCH Vol.39 No.2』に掲載される。

2月11日から公開される同作は、佐木隆三が実在の人物をモデルに執筆した小説『身分帳』を原案とする作品。13年の刑期を終えた元殺人犯の三上正夫のもとに、三上の姿を面白おかしく番組にしようするテレビマンの津乃田と吉澤が現れるが、いつしか三上が彼らの人生を変えていくというあらすじだ。真っ直ぐな性格と憎めない魅力で周囲の人々と繋がっていく三上役を役所広司、三上がテレビ局へ送った刑務所内の個人台帳「身分帳」を手にする津乃田役を仲野太賀、三上が更生していく様子をテレビ番組にしようと近づく吉澤役を長澤まさみが演じる。

16ページにわたって掲載される同特集には、役所広司、仲野太賀、西川美和監督へのインタビューを収録。役所は、感情が豊かで正義感が強いがゆえに社会との軋轢に苦しむことになる三上役をどう演じたのか、初タッグとなった西川監督とどのような共同作業を重ねたのかを語っている。

出演の話が舞い込んだ時「全身の血管がピリピリするほど震えた」と語る仲野太賀は、中学2年の頃に映画『ゆれる』に衝撃を受けて以来、憧れだったという西川監督作品への出演、役所との初共演、俳優としてかけがえのない経験となったという同作への思いについて述べている。

長編映画としてはキャリア初の「原作もの」に挑んだ西川監督は、どのようにして『すばらしき世界』を作り上げていったのかを告白。題材を選ぶきっかけとなった出来事から脚本執筆の舞台裏、個々のシーンの撮影秘話などをについて明かしている。

書籍情報

『SWITCH Vol.39 No.2』

2021年1月20日(水)発売 価格:1,000円(税抜) 発行:スイッチ・パブリッシング
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