ナタリー・ポートマン監督の映画『愛と闇の物語』が2月19日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、イオンシネマほかで公開される。
1945年のイギリス統治下のエルサレムが舞台となる同作は、イスラエルの作家、ジャーナリストのアモス・オズの自伝的著書をもとにした作品。迫害から逃れるために夫のアリー、息子のアモスと共にヨーロッパから移住したファニアが創作する物語や、教えた詩、言葉などが、後に「パレスチナ問題の論客」として知られるようになるアモスの人生に多大な影響を与えていく様を描く。原題は『A TALE OF LOVE AND DARKNESS』。
ナタリー・ポートマンがファニア役で主演を務めるほか、自ら脚本を担当。アリー役をギラッド・カハナ、アモス役をアミール・テスラーが演じる。ナタリー・ポートマンは、「初めて読んだときから、この本を映画化したいと思った」「母親の死から生まれた空虚によって作家が誕生した瞬間を描く作品」と語っている。
発表とあわせて予告編、ポスタービジュアル、場面写真が公開。「人間の本心は分からない。自分自身の事さえも、何も分からない」という言葉から始まる予告編では、ファニアが雨に打たれる姿や自らの頰をはたく様子、「どうか教えて、なぜあなたをこれほど愛するのか」と語りかけるシーン、「どの家庭にも楽園と地獄が存在する」という声などが確認できる。
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