白水社主催『第65回岸田國士戯曲賞』最終候補作品が発表された。
最終候補作品は、岩崎う大(かもめんたる)『君とならどんな夕暮れも怖くない』、長田育恵(てがみ座)『ゲルニカ』、小田尚稔『罪と愛』、金山寿甲(東葛スポーツ)『A-②活動の継続・再開のための公演』、小御門優一郎(劇団ノーミーツ)『それでも笑えれば』、内藤裕子(演劇集団円)『光射ス森』、根本宗子(月刊「根本宗子」)『もっとも大いなる愛へ』、横山拓也(iaku)『The last night recipe』の8作品。
選考会は3月12日に東京・神保町の學士會館で実施。選考委員には岩松了、岡田利規、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、野田秀樹、平田オリザ、矢内原美邦、柳美里が名を連ねる。
小御門優一郎のコメント
「それでも笑えれば」を最終候補作品としてノミネートしていただけたと聞き、驚いております。劇場が閉鎖されてしまった昨年の春、ビデオ会議を“舞台“に見立てることはできないかと劇団ノーミーツを旗揚げし、オンラインという仮想空間に向けて戯曲を書いてきました。
現実世界に存在する劇場では上演されることのない私の戯曲を、他の優れた戯曲と一緒に並べて審査していただけること、これ以上嬉しいことはございません。