ニル・ベルグマン監督の映画『旅立つ息子へ』に寄せた著名人コメントが到着した。
3月26日から公開される同作の主人公は、売れっ子のグラフィックデザイナーを引退し、自閉症スペクトラムを抱える20歳のひとり息子・ウリと田舎町で2人暮らししているアハロン。別居中の妻・タマラがウリの将来を心配して全寮制の特別支援施設への入所を決めるが、父との別れにウリがパニックを起こしたことをきっかけに、2人が逃避行をするというあらすじだ。
コメントを寄せたのは、関根勤、滝藤賢一、照英、谷川俊太郎、久米宏、鎌田實、瀧波ユカリ、荻上チキ、岸田奈美、おおたとしまさ、ダースレイダー。今回の発表とあわせて本予告編とビジュアルが公開された。
関根勤のコメント
父親の深い愛情に感動した!
観終わった後、暫く椅子から立ち上がれなかった!滝藤賢一のコメント
『クレイマー、クレイマー』『マリッジ・ストーリー』を彷彿とさせる映画『旅立つ息子へ』。
誰しも訪れる人生の岐路。
その選択が正しいかどうかなんてことは、誰にも分からないし誰にも決められない。
1人の少年を通して愛すべき人間の姿が浮き彫りになり、自分が生きる意味を考えてしまった。照英のコメント
愛情と切なさの狭間に、涙が止まらなかった。
親として子を信じてあげる勇気!!
その答え合わせが出来た気がする。
子育てのバイブルこの作品にあり!!谷川俊太郎のコメント
映画を観たというより、父親のアハロンとともに、私はこの父と子の現実を生きました。きつかったけれど豊かな時間でした。
久米宏のコメント
地中海が見事に青い
父親は息子をひたすら愛する 愛し続ける
やがて 息子は青い海に向かって歩き始める父親と息子 ふたりの俳優が素晴らしい
上映時間94分 これも気持ちが良い鎌田實のコメント
心の底から温かくなる映画。ドタバタの逃避行が何かを変える。エンディングはジーンとくる。
「よくやった」と必死に生きる2人に思わず拍手。感動、感動!瀧波ユカリのコメント
自閉症スペクトラムの息子と父の逃避行が、サスペンスよりもスリリングでラブロマンスよりも切ないなんて!そんじょそこらの愛じゃないし、優しいだけの父じゃない。静かな時間の中で予想は何度も裏切られ、そのたび胸が震えた。
荻上チキのコメント
文字通りの凸凹コンビによる、長く静かな旅。いずれ親子は、「繋がり方」を見直す時を迎える。痛いほどの喜ばしさ、そして切なさ。
岸田奈美のコメント
わたしの家族にもやってくる、遠いようで近い、不安にまみれた未来。そういう霧が少し晴れました。
障害のある家族と生きる人なら誰もが抱くであろう愛と葛藤、その先に必ずある成長に、強さをもらえた気がします。おおたとしまさのコメント
子育てとは、子どもにとっての自分の価値を毎日少しずつ減らしていく逆説的な営み。ゆえに、親として最も幸せな瞬間は、親として最も寂しい瞬間にやってくる。すべての子煩悩な親に見てほしい、子育ての「幸せな逆説」が凝縮された作品。
ダースレイダーのコメント
イスラエル映画『旅立つ息子へ』これは素晴らしい作品です。
人は成長するし、それはすぐには目に見えないかもしれないし実は見ようとしてない時もある。
それでも僅かな変化が心を震わし、人に気づきを与える。
ある意味″そして父になる″映画だと思いました!(Twitterより)
- 作品情報
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『旅立つ息子へ』
2021年3月26日(金)からTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開監督:ニル・ベルグマン 脚本:ダナ・イディシス 出演: シャイ・アヴィヴィ ノアム・インベル スマダル・ヴォルフマン 上映時間:94分 配給:ロングライド関連リンク
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?