『新書大賞2021』大賞を斎藤幸平の『人新世の「資本論」』が受賞した。
中央公論新社が主催する『新書大賞』は、1年間に刊行された全ての新書から、その年の「最高の一冊」を選ぶ賞。第14回目となる『新書大賞2021』は、2019年12月から2020年11月に刊行された新書を対象に、有識者、書店員、各社新書編集部、新聞記者など112人が投票した。
斎藤幸平の『人新世の「資本論」』は集英社新書から刊行。第2位に宇野重規の講談社現代新書『民主主義とは何か』、第3位に馬部隆弘の中公新書『椿井文書―日本最大級の偽文書』、第4位に藤野裕子の中公新書『民衆暴力―一揆・暴動・虐殺の日本近代 』、第5位にアンデシュ・ハンセンの新潮新書『スマホ脳』がランクイン。
本日2月10日刊行の『中央公論』2021年3月号には、上位20冊のランキングと講評、斎藤幸平へのインタビュー、有識者59人の2020年の「オススメ新書」などが掲載されている。