飯田一史の新著『ライトノベル・クロニクル2010-2021』が本日3月10日に刊行された。
飯田一史は青森出身のライター。マーケティング的視点と批評的観点からウェブ文化や出版産業、漫画、アニメ、児童書などについて取材、調査し、解説している。これまでに『いま、子どもの本が売れる理由』『マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの?』『ウェブ小説の衝撃』などを発表。
『ライトノベル・クロニクル2010-2021』はベストセラー60作を読解し、文庫ライトノベルからウェブ小説、ボーカロイド小説、ライト文芸までを巻き込み、変化を続けるライトノベルの時事風俗、流行商品としての変遷を辿るもの。谷川流『涼宮ハルヒ』シリーズ、西尾維新『物語』シリーズ、「異世界転生」、中国や韓国のウェブ小説、LINEノベル、「やる夫スレ」、ヨルシカ、YOASOBI、カンザキイオリらの楽曲を原作としたボーカロイド小説、VTuber小説と「マンガ動画」小説などを取り上げているほか、「ラノベの中学生離れ」論を所収。
- 書籍情報
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『ライトノベル・クロニクル2010-2021』
2021年3月10日(水)発売 著者:飯田一史 価格:1,800円(税抜) 発行:Pヴァイン